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小さなイエナプラン開設への長い道

3年前にギフテッドの子ども達の事を知りました。

不登校や発達の課題を持つ子どもたちが「障害ではなく個性」として、活躍できる社会にできないだろうか?と、色々と模索する日々の始まりです。

そんな中、「ギフテッドと言った、特別な子たちではなく、普通の子どもたちがもっと瞳を輝かせ、共にあそび、共に学べる場があるのでは?」と、色々と模索する中、オランダのイエナプランのことを知りました。

早速、ネットからの情報を集め、
本や講座やDVDで学び。
実際のイエナプラン公認校を視察。
知れば知るほど、イエナプランの凄さを実感!

インクルーシブな場を創る

昨年、国連より日本の教育現場がインクルーシブではない!と、指摘を受けたのをご存知でしょうか?

世界から見ると日本の学校教育現場には、まだまだ、明治時代の富国強兵思想が残っていると言わざるを得ないのです。

インクルーシブ社会とは、社会を構成するすべての人は、多様な属性やニーズを持っていることを前提として、性別や人種、民族や国籍、出身地や 社会的地位、障害の有無など、その持っている属性によって排除されることなく、誰もが構成員の一員として分け隔てられることなく、地域であたりまえに存在し、生活することができる社会をいう。

Wikipedia


そうは言っても
「学校を変える!」とか、「社会を変える」と言うのは、あまりにも時間やお金がかかりすぎる。子どもたちはすぐに大きくなるし、待ってられない。

小さなイエナプラン実験校

「考えるより終わらせろ」byマークザッカーバーグ

私の好きなFacebook創業者のことば。考えているだけでは現実は変わらない!

でも、子どもたちは日々成長する!

という事で、最初にやったのはうちの団体で運営しているゲストハウスを使った「イエナキャンプ」
いろんな地域から、4歳から12歳までの子どもたちを集めて行った5泊6日の子どもまんなかイエナプラン実験校

自分の寝床となるテントを張る
目の前の海に入りたい!海を見ているだけでも満足
自分たちでBBQをやる!


サークル対話に入らない子ども達

イエナプランでは、朝と昼と帰りにサークル対話がある。
画一一斉授業では、先生が前に立ち、子どもたちは先生の顔を見て話を聞く。これでは子ども同士お互いの顔が見えないのだ。

「互いの顔が見えるのは尊重の第一歩!」とイエナプランでは考えるのだそう。

確かに!学校では前の子どもの後頭部しか見えない。その子がどんな表情なのか?がわかるのは相手を尊重するきっかけになる!これはすごいぞ!と、早速子ども達を集めて円を作りサークル対話をやってみた。

「嫌だ!入りたくない!」


ええ〜?入りたくないって、どう言うこと?
お互いを尊重するための対話の時間なんだよ?
言いたいこと言っていいんだよ
お友達が何を考えているのか、知りたくないの?


まさかの一部の子どもたちのストライキにびっくり!でも、これは当然の成り行きだったと知るのはまだ先の事でした。


続く

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