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生涯かけてやりたい事

人が地球に誕生するのにはわけがある。と思っています。仏教で表現されている「肉体を持ってこの世に誕生する」と言うことになるかと思います。お釈迦様は「人が肉体を持つとそこから煩悩がはじまり様々な「苦しみ」が始まる」とおっしゃっています。

煩悩は108個あるそうです。明日から12月!2021年も最後の月になりました。大晦日に神社に行き108回の除夜の鐘を聴きながら、自分の煩悩を手放し、生まれ変わる行事が「初詣」なのだそうです。「家内安全!商売繁盛!」とかって言いながら小銭を投げ入れておみくじを引いている場合ではないのですよ(笑)


それでも、日本人にとっては一年に一度、自分の人生を振り返る機会が与えられていると言うのは素晴らしいことかと思います。「輪廻転生」人は何度でも生まれ変わることができるという思想もありますね。毎年生まれ変わると考えて、初詣に行くのも良いかも知れません。

ディズニーの企画会議


ブルースカイミーティングというのをご存知ですか?
​ディズニーランドでは、新しいアトラクションなどを考えるような時に、最初に行われるのが“ブルースカイミーティング”と言う会議です。青天井でものを考えるというミーティングです。会議室ではなく、青空の下でみんなでアイデアを出し合うというもの。

子どもの持つ創造力には無限の可能性があり、創造的な思考に必要なすべてを持っています。このような子どもの自由な発想力を引き出すには、塾や学校の教室ではなく、ディズニーのブルースカイ・プロセスを使ってみてはいいのでは?と考えています。青い空は無限の広がりを持ち子どもたちの無限の可能性を引き出す場所になると思います。

ところで、あなたには、「生涯をかけてやりたい事」がありますか?

私にはあります。それは、子供たちの可能性を引き出し、伸ばしてあげる事です。このようなことを思うようになったきっかけは、過去に10年間小学校2年生から、5年生までのカブスカウトの指導者をした経験からです。


子どもの可能性を引き出す


それまで、野外活動など全く興味のなかった私ですが、小学校2年生になった息子を地域のボーイスカウト活動に入れたことで、「野外活動デビュー」をしました。もともとインドアだった私の息子はとても内向的な子どもでした。なんとか野外に出て行って欲しく、海や山でキャンプを通して、自然界を肌で感じる活動は、子どもの可能性を見つけ伸ばしてあげることができると感じます。そして実際にそのようなシーンを何度も見てきました。これが私が生涯をかけてやりたいと思っていることです。

私には2人の子どもと4人の孫たちがいます。子育てには悩んだりもしましたが、子どものアイデアや自主性を否定しないと言う事はいつも気をつけていたつもりです。これは私の母親がいつもポジティブな言葉がけをしてくれていたという自分自身の体験があったからなのかもしれません。そんな私のささやかな教育方針を覆す事件がありました。

それは、息子が小学生の頃とても仲良くしていたある男の子の家族とのことです。彼は少しやんちゃでとても元気の良い子だったんですが、彼のお母さんはどんな時も彼の言うことなすこと、全てを全面的に否定しているような人でした。ある日「父の日のプレゼントを近くのスーパーで買いたい」とうちの息子がいました。その時そのお友達が我が家に遊びに来ていました。「一緒に行こう!」と言うことでそのお友達と、息子と私と娘の4人で近所のスーパーで父の日のプレゼントを買いに行きました。うちの息子が何を買ったのか覚えていないんですが、そのお友達はお父さんのための靴下を選んでいました。

お金を持ってきていなかったので私が立て替えてあげました。「お年玉の貯金があるからそれで返すから」と言い、彼は「お父さん喜ぶかあなあ?」と、リボンをつけてもらったプレゼントをうれしそうに持って帰っていきました。しばらくするとそのお友達のお母さんから電話がありました。とても丁寧な方で「息子がお世話になっております」と言った後に「今日息子が父の日のプレゼントだと言って靴下の家のために買ってきてくれたんですが、我が家は子どもにお金を勝手に使わせるような教育はしておりません」ととても怒っていました。「息子も私親に怒られてしょんぼりしています。お金がないのにどうやって買ったんだ?まさか親の財布から抜き取ったんじゃないよね?」と、息子さんを責めたということでした。


「申し訳ないですが立て替えてくださったお金をお返しします。」「せっかくのご好意でしたが、申し訳ないけどうちの教育方針なのでご了承頂けますでしょうか?」との事でした。私はなんとも釈然としない複雑な思いになりましたもちろんご家庭のお小遣い事情も考えず、こちらの勝手な解釈で、父の日のプレゼントを買うイベントに彼を巻き込んでしまうことを反省すべきだと思いましたが、もっと彼の気持ちを汲み取ってあげて違うやり方があったのではないかとも思いました。

一緒にスーパーで選んだ靴下を抱えて「お父さん喜ぶかなぁびっくりするかなぁ」と言いながらうれしそうにしていた彼の気持ちを考えるとなんともやるせない想いになったのを、何かもっと気の利いた言葉で彼を癒してあげれたのでは?と、今でも後悔しています。


どのような親から生まれ、どのように育ったのか?


そのお母さんは、いつもその子に対して「うちの子はほんとにバカだから」とか「ほんとにすぐに調子に乗るから叱ってやってくださいね」とことあるごとに行っていたのです。そんなふうに親に言われ続けて育つ子は、大人になって、自分のことをどんなふうに思うんだろう。と気になっていました。「世界中の人が敵になってもお母さんはあなたの味方だよ」と言ってあげたら、子どもはどんな逆境でも生きていけると言います。


人生の大きな困難を乗り越えることができたという話を聞いたことがあります子供にとって正しいかそうでないかよりも信じてどんな時も応援してくれる存在があると言う事は、その子のセルフイメージにつながるのではないか?と、思います。

世の中の偉大な人たちの影には必ず偉大な存在である親がいたと言われます子どもの可能性を引き出し育てるのは、誰よりもお母さんあなたが1番大きな影響力を持つ存在なのであると言うことを忘れずどんな時もあなたは大丈夫と言ってあげて下さい。

20年後30年後、その子はお母さんのその言葉を支えに様々な困難を乗り越えることができるどんな時も前を向きながら、生きていける子になると思います

そんな母に、子に「3種の神器」を贈りたい


そうは言っても母親だって1人の人間です。嫌なこともあれば、腹の立つこともあるし、逃げ出したい時だってあるのが人間というものなのです。そんな時にとってもお役立ちなのが「A4メモ書き」なのです。自分の頭の中でグルグルしているたくさんの言葉たちを、A4用紙に1分間で横書きにどんどん書き殴っていくというもの。私も半年ぐらい前からやっています。

テーマを決めて、そのテーマに基づいて「1枚につき1分間15文字から20文字の言葉を書きます」つまり、自分の脳内にある「たくさんの内なる言葉たち」を聞き手で書き出し、目で見ることで、自分の脳内がどうなっているかの確認作業となるのです。人は自分のことを客観視できない生き物だったりします。それは自分自身の問題だった離もしますが、大抵は周りの人たちとの人間関係(夫婦関係・親子関係)がその大きな原因だったりするのです。

自分と少し距離を置いて、自分を俯瞰して見てみることは、1人の人間を世の中に送り出す母親として、とても大切なスキルなのだと思います。こどもを育てる以上、自分に起きている「負の連鎖」は自分のところで断ち切ってしまいたくないですか?

私が生涯をかけてやりたいことは、実はこの「負の連鎖」を止めること。そして子どもたちの瞳が輝くために、母親が自分の人生を誰かのせいにするのではなく、自分で立つ!ここに尽きると思います。親子共にそのための「神器」を与えることが私が生涯をかけてやりたいことです。

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