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第12週 火曜日スポーツ選手 柴田亜衣


12人目のスポーツ選手は水泳選手の柴田亜依さんです。

柴田 亜衣(しばた あい、1982年5月14日 - )は、日本の元水泳(競泳)選手、指導者。専門種目は自由形(中長距離)。アテネオリンピック800m女子自由形金メダリスト。400m及び1500m女子自由形の日本記録保持者。マネジメント会社は株式会社プラミン(東京都)。


柴田亜依(しばた あい)さんは1982年5月14日
福岡県太宰府市に生まれました。

お父さんが転勤族で、3歳のころ北九州市へ引っ越し、近所にスイミングスクールがあったことから通い始めたのが水泳を始めたきっかけだそうです。

小学2年の時に徳島県美馬市へ移り、そこでも地元のスイミングスクールに通われます。
子供の頃は体育は苦手で、通知表は5段階評価で、2や3が多かったそうです。


徳島県立穴吹高等学校を経て、2001年4月に鹿屋体育大学に進学されます。

2004年、日本水泳選手権で選考基準を満たし、アテネオリンピックの競泳女子400m、800m自由形の代表に選出されました。

8月16日のアテネオリンピックでの400m自由形では、当時の自己ベストをマークし5位に入賞されます。

そして同年8月21日に行われた800m自由形では、大本命と言われたフランス代表のロール・マナドゥを、中盤過ぎの500m辺りからじりじりと追い上げ、そして最後のあと残り50mのターン付近でマナドゥをとらえて逆転、金メダルを獲得されました。

五輪で女子自由形の金メダル獲得は、日本人初。

日本女子選手で競泳種目での五輪優勝者は、1992年バルセロナ五輪200m平泳ぎの岩崎恭子さん以来、12年ぶり史上4人目となられました。

尚五輪優勝直後のインタビューでは、「泳ぐ前に先生(監督・田中孝夫氏)から『あわてず、あせらず、あきらめず』という事を頭において泳げ」って言われたんで…」と喜びのコメントが特に繰り返し放映されていたそうです。


2005年4月、鹿屋体育大学大学院修士課程へ進学するとともにデサントに入社されます。引き続き鹿屋に拠点を置き、日体大教授の田中孝夫コーチに指導を受けられます。

2007年、世界水泳選手権メルボルン大会に出場されます。
400m自由形では日本新記録で銅メダルを獲得されます。1500m自由形でも日本新記録で銅メダルを獲得されます。
しかし金メダルが期待された800m自由形決勝では6位という結果に終わられます。

同じ年の世界競泳千葉大会では、800m自由形でアテネオリンピック以来の自己ベスト記録を更新し優勝されます。

2008年4月、北京オリンピック出場をかけた日本選手権水泳競技大会に出場、400m自由形・800m自由形の2種目で優勝。2大会連続で五輪代表に選出(400mは派遣標準タイムを突破できなかったが、400mでも代表選出)。

しかし8月の本番では800m自由形で全体の27位で予選落ちされ同年12月、現役引退を発表されました。

2009年3月、鹿屋体育大学大学院修士課程を修了されます。
以後は2011年3月31日に退職 するまでデサントで広報などを担当。

2009年6月には、日本オリンピック委員会主催の「オリンピックコンサート2009」で司会を担当されています。

デサントとは退職後もアドバイザリースタッフ契約を結び関係を残しており、以後はスポーツの普及活動をメインに、水泳の楽しさ、水との親しみ方などを伝える伝道師として全国各地、子供からマスターズスイマーまで、幅広く活動されています。

一人でも多くの水泳やスポーツが苦手な小学生をなくすために、全国の小学校へも精力的に出向き、独自で考案したプログラムも含め、子供たちに指導を行っておられます。

また2011年世界水泳選手権では、テレビ朝日の中継で特別解説者として出演。


柴田亜依さんの戦績は以下の通りです。

日本学生選手権
2002年9月
競泳女子800m自由形:2位
競泳女子400m自由形:2位
2003年9月
競泳女子800m自由形:1位
競泳女子400m自由形:1位
2004年9月
競泳女子800m自由形:1位
競泳女子400m自由形:1位
日本選手権
2002年6月
競泳女子1500m自由形:2位
競泳女子800m自由形:4位
競泳女子400m自由形:4位
2003年4月
競泳女子1500m自由形:2位
競泳女子800m自由形:3位
競泳女子400m自由形:4位
2004年4月:アテネオリンピック代表選考会
競泳女子800m自由形:2位(五輪出場権獲得)
競泳女子400m自由形:2位(五輪出場権獲得)
2005年4月:世界水泳選手権モントリオール大会代表選考会
競泳女子800m自由形:優勝(世界水泳出場権獲得)
競泳女子400m自由形:優勝(世界水泳出場権獲得)
2006年
競泳女子1500m自由形: 16分26秒16 3位
競泳女子800m自由形: 8分36秒74 2位
競泳女子400m自由形: 4分12秒37 2位
2007年
競泳女子800m自由形: 8分26秒60 優勝
競泳女子400m自由形: 4分09秒37 優勝
2008年:北京オリンピック代表選考会
競泳女子800m自由形: 8分28秒69 優勝(五輪出場権獲得)
競泳女子400m自由形: 4分10秒38 優勝
ユニバーシアード
2003年8月
競泳女子1500m自由形:6位
競泳女子800m自由形:7位
競泳女子400m自由形:5位
2005年8月
競泳女子200m自由形:4位 2:01.01
競泳女子400m自由形:4位 4:14.47
競泳女子800m自由形:4位 8:33.48
アテネオリンピック
競泳女子800m自由形:優勝(8分24秒54)
競泳女子400m自由形:5位(4分7秒51)
世界水泳選手権モントリオール大会(2005年)
競泳女子400m自由形:2位(4分06秒74、日本新)
競泳女子800m自由形:3位
パンパシフィック水泳選手権横浜大会(2002年8月)
競泳女子1500m自由形:5位
競泳女子800m自由形:4位
競泳女子400m自由形:6位
パンパシフィック水泳選手権ビクトリア大会(2006年)
競泳女子1500m自由形:3位(16分11秒13)
競泳女子800m自由形:2位(8分26秒41)
競泳女子400m自由形:優勝(4分7秒61)
世界水泳選手権メルボルン大会(2007年)
競泳女子400m自由形:3位(4分5秒19、日本新)
競泳女子800m自由形:6位
競泳女子1500m自由形:3位(15分58秒55、日本新)
世界競泳(2007年)
競泳女子400m自由形:4位(4分7秒68)
競泳女子800m自由形:優勝(8分23秒76)
北京オリンピック
競泳女子800m自由形:予選敗退(8分41秒63)
競泳女子400m自由形:予選敗退(4分17秒96)



柴田亜依さんは以下の表彰を受けておられます。


鹿児島県:県民栄誉表彰(個人3人目)(2004/9)
徳島県:県民栄誉賞(個人6人目、女性初、最年少)(2004/9)
徳島県美馬郡脇町:町民栄誉賞
2004年JOCスポーツ賞特別栄誉賞(2005/7)
鹿児島スポーツ記者クラブ賞受賞(2005/3)
西日本スポーツ賞受賞(2005/3)
日本水泳連盟、2004最優秀選手に選出(2005/1)
朝日スポーツ賞受賞 (2005/1)
毎日スポーツ人賞受賞(新人賞)(2004/12)
鹿児島ロータリークラブ青少年功績賞受賞(2004/11)
鹿屋市スポーツ栄誉賞受賞(2004/11)
紫綬褒章
南日本文化賞受賞(2004/11)
文部科学大臣顕彰受賞(2004/9)
日本水連最優秀選手表彰(2005/11)
文部科学省 国際競技大会優秀者(2005/11)
2005年日本スポーツ賞(讀賣新聞社制定)優秀賞受賞
2005年度テレビ朝日ビッグスポーツ特別賞受賞


こんな本や

サインも買えるようです。




めぐめぐがすごいと思う柴田亜依さんのこと

1水泳選手としては遅咲きで、あまり注目されていない中

自分の調子を最大限に生かしてオリンピックで金メダルを取られたこと。

2一度成績が出なかった後、世界水泳で自己記録を出して優勝されていること。

3そして現在も普通のお子さんでも金メダルが取れるという経験を生かして、水泳の普及のために、またスポーツ全般のために活躍されていること。

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