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【2021年から2022年の変化、自分たちと社会】

昨年、無農薬・無化学肥料栽培に移行し(父と共同栽培の白いとうもろこしは減農薬、他の農家さんの農作物は除きますが)、2年目の今年を無事に終えました。会員のみなさんは楽しんでいただけでしょうか。

私たちの野菜づくりでとても重要なのは、健康な苗作り、そして気温と適当な水分です。天候に恵まれた2022年は露地野菜が特に順調に育ちました。定植後、気温と適度な雨が降り、しっかり根を張ってくれたので病気や害虫に負けず強く育ったと思います。失敗や不作なども経験しましたが、おかげで肥料や農薬に頼らず健康に育つためにはどんな状態が最適かを考えながら野菜づくりができています。山栗やほおづきなど新たな味覚をお届けできたこともうれしかったです。

最近の心配事は、鹿やアライグマなどによる食害です。札幌の街中に熊が出没したニュースは全国報道されましたね。自然と都市部の境界線が曖昧になっている今、都市で農家を営む私たちにとってはとても深刻な問題なのです。実際、私たちも2021年に鹿によるトマト被害がありました。対策として伝牧柵でぐるっと畑を囲み、今年はたくさんお送りすることができました。

【体制を変えて、よりより会員制度に】

今年は谷口めぐみ農園の体制も変わりました。2021年までは、母とスタッフのえみさんと3人で、収穫や箱詰め・発送作業を分担してきました。当然ではあるのですが、野菜づくり以外にもさまざまな業務があり、気をつけてはいたもののどうしてもミスが起きてしまいました。申し訳ない気持ちはもちろんですが、いろいろ対策しても次々にミスをしてしまうことに精神的にも追い詰められ、ここ数年は自信を失っていました。

あらためて自分を見つめ直し気がついたのは「自分には苦手なこと・できないことがあるけど、得意なこと・できることもある」ということ。受け入れるのはとても難しいことでしたが、これ以上迷惑をかけるわけにもいかないし、根本的な見直しを図りました。それが体制の変更だったのです。

新たに、箱詰めと発送を担当してくれる仲間、朝の収穫だけお願いする仲間などが加わりました。それぞれが、責任を持っ仕事をしてくれたこともあり、ミスを減らして、効率性もあがっています。メンバーはみんな女性です。いろいろ工夫をしながら、女性が働きやすい環境を目指しています。

ご迷惑をおかけしつつも私たちを支えてくれているシーズン会員のみなさんには、本当に感謝しても感謝しきれません。

【いただいたアンケートは、確実に来年に活かします】

毎年、シーズン会員の終了後にアンケートを実施しています。届いて嬉しかった野菜や困った野菜などどれだけ会員さんの生活にフィットしたのかを知る大きな手がかりになっています。

2021年度のアンケートをもとに、今年は葉物野菜や生でも食べられる野菜を多くすることにしました。そのことについてもアンケートで使いやすかったと言ってもらえて、作ってよかったなと思いました。

2022年の会員さんでまだアンケートに答えていない方は、ぜひお願いします。

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皆さんのおかげで、シーズン会員は毎年より良い形に変化しています。2023年も、さらに美味しく楽しいシーズン会員にしたいです。

私達は、畑がもっともっと、みなさんにとって身近な存在になったり、頼ってもらえたりするような存在でありたいと思っています。たくさんの人に支えてもらえている分、どんどんチャレンジをして、みなさんに恩返していきます。安心で安全で、誰もが幸せを感じてもらえるような野菜ボックスを作っていきたいと思います。

お申し込みお待ちしてます!


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