2-6-2の法則
人生の青写真プロデューサー
(スピリチュアルライフコーチ)
-め組のひと- MEGUMIです。
ちょっとした視点を変える方法の一つとして2-6-2の法則をご紹介します。
悩みの相談で多いのが人間関係のこと。
私は嫌われているのではないか…
職場にどうしても苦手な人がいる…
他人を羨ましく思う、嫉妬してしまう…など
このように人間関係で悩んだときに「2-6-2の法則」がわかっていると、気持ちがちょっと楽になる…
2-6-2の法則とは、集団の性質の構成比を「2:6:2」で表した法則のことで、集団や組織では2:6:2の比率で優秀・標準・不調な人が分かれると言われています。
例えば、社員100名の会社に当てはめて考えてみると、意欲的に仕事をする社員が20名、普通に働く社員が60名、怠けてあまり働かない社員が20名に分かれるとされています。
そこで「あまり働かない社員20名が居なくなれば、効率が良くなる」と考えるはず…
でも、不思議なことに80名になると、また新たにあまり働かない社員は出てきて、自然と2:6:2の割合になるそうです。
つまり、排除したり、避けても状況はかわらないということ…
2-6-2の法則はどんな組織でも当てはまり、学校でも成績が良い生徒は2割・可もなく不可もない成績の生徒が6割・勉強が苦手な生徒は残りの2割となる。
2-6-2の法則のもとになっていると言われているのが「パレートの法則」で、イギリスの経済学者ヴィルフレド・パレートが提唱し、別名「2:8の法則」「80:20の法則」とも呼ばれます。
最も有名な例が、ビジネスの売上構成比で、全体の売上の8割を支えているのは、全顧客のうち2割の優良顧客。
他にも「会社の利益の8割は全社員のうち2割の優秀な社員によって生み出されている」「英会話の8割は全単語のうちの2割で話せる」「スマホは2割の機能を覚えれば8割使いこなせる」など
この部分だけが取り出され、さらに「働きアリの法則」と組み合わさり、2-6-2の法則は生まれたようです。
「働きアリの法則」は2-6-2の法則の別名で、全てのアリが働き者であるイメージが強いですが、実はそうではなく、やはり2:6:2の比率で働き者・標準・怠け者が分かれる。
実際に働きアリたちの動きを観察してみると、せっせと働いて食料を運んでいるのは2割のアリで、6割のアリは働いたり怠けたりして過ごし、残りの2割は全く働きません。
このように、人間界だけでなく自然界でも2-6-2の法則は当てはまるのです。
では、2-6-2の法則は世の中の割合の法則を提示しただけですが、仕事やプライベートで活用できるものです。
人間関係で悩んだときに、2-6-2の法則は活用できます。
例えば、職場に苦手な人がいて、仕事に行くのが憂鬱になっている場合。相性が合わずできるなら関わりたくないけれど、仕事となればそんな個人的な感情で関りを避けることはできません。
そこで職場の人間関係を2-6-2の法則に当てはめて考えてみると「2割の人は自分と相性がいいけれど、2割の人は話が合わない」となる。
「自分と反対の人は必ず2割はいる」と理解することで、割り切って接することができるようになる。
これまで苦手な人でも無理して付き合わなければと思ったり、合わないことに苛立ちを感じたかもしれませんが、「合わない人がいることは当然」とその状態を受け容れられるようになるかもです。
性格や価値観、生まれ育った環境などは人それぞれ。自分と合う・合わない人がいることも当たり前のことなのです。
そのため「自分は嫌われているのではないか」と心配する必要もないということ。
2-6-2の法則で考えれば、自分を好きだと思ってくれている人と同じくらい、自分のことを嫌いだと思う人がいるのは自然の摂理です。
これを知ると無理して八方美人になったり攻撃的になったりする必要はなく、自然の摂理だからと割り切って気持ちを楽にしたほうが自分らしくいられます。
他人を羨ましく思ってしまうとき、「隣の芝生は青く見える」の言葉があるように、他人が充実した生活を送っていると、とても羨ましく「自分はなんで恵まれていないのだろう」と落ち込んでしまうときもありますが、そんな嫉妬や羨望で心が疲れてしまうときも、2-6-2の法則を思い出しましょう。
「自分はその人の2割の部分しか見えていない」と思えれば、実はその人の人生の2割の部分は苦労や困難があると思えたりもします。
こう思えることで、相手を羨ましく思う気持ちよりも敬いの気持ちが芽生え、人間関係も良好になる。
人間関係の悩みを解決するちょっとした、いや、大きなヒントになるかも…ですね。
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