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ハクサイ 「西条白菜」

長野県の高原野菜の中で、歴史あるハクサイのブランドに「西条白菜」があります。
本州中央山地の筑摩山地で、ハクサイの戦後の栽培を1948年にいち早く導入し、標高700~1200mという準高冷地から高冷地の環境で、初夏から秋へと連続した出荷をしていました。

「西条白菜」の銘柄に統一し、篠ノ井線西条駅から名古屋、大阪の市場へとスカシ木箱包装で出荷。
1960年代が最盛期で、単位農協が10、栽培戸数2,300にまでに拡大していたようです。
「御嶽はくさい」は、西條白菜を産地モデルとして奨励され、名古屋市場から関西市場へと同様に販路の開拓をしました。

東山地域と、青柳城址跡

いち早く産地ブランドを確立した西条白菜ですが、山間部のため耕地面積が狭小で、競合による価格暴落や兼業化の影響もあり、後に生産量が大幅に減少しました。

今は、生産者が減少する中でも市場でのブランド評価は変わらず、筑北村東山地域の若手生産者が担い手となって、「西条白菜」の歴史ある産地を守っています。

東山と青柳城址

🍀農作物を主役に…見つめてみたら
🍀主役は…「ハクサイ」




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