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12年ぶりの坐禅

「ちょっと坐ろう会」坐禅
日時:9月25日(水)午前8:00~9:00
会場:天台宗 経王山 文殊院 圓融寺(円融寺)本堂(阿弥陀堂)
 
 12年ぶりに訪れた円融寺の本堂は、変わらぬ静けさに包まれていた。早朝の澄んだ空気の中、木々の葉がそよぐ音が心地よく、心が洗われるようだった。
住職の笑顔に迎えられ、緊張がほぐれる。久しぶりの坐禅に少しだけ緊張しながらも、友人の誘いをきっかけに、再びこの場所に来ることができて嬉しい気持ちでいっぱいだった。
お経の読経が始まり、荘厳な雰囲気に包まれる。普段、早朝に起きることはないので、少し眠気を感じながらも、心を落ち着かせようとする。
座禅の姿勢の説明を受け、いざ、坐禅開始。

「究極の静寂を求め、今ここに在る」という言葉が心に響く。
しかし、いざ座ってみると、静寂の中に、遠くで鳴り響くサイレンの音や、窓辺を吹き抜ける風の音が大きく聞こえてくる。集中しようとする意識と、体の痺れとの間で揺れ動き、なかなか心を落ち着かせることができない。
腰や足の痛みとの戦いもまた、大きな課題だった。ストレッチのお陰で、何とか30分間続けることはできたものの、無の境地に至るには程遠い。雑念が次々と頭に浮かび、集中力を途切れさせてしまう。
それでも、30分間、ただ座り続けるという経験は、私にとって貴重な時間となった。久しぶりの坐禅を通して、自分の心の状態を改めて見つめ直すことができた。

 今回の坐禅を通して、改めて心の鍛錬の大切さを実感した。また、自宅でも少しずつでも良いので、坐禅を続けてみようと思う。来月もまた、円融寺を訪れ、静寂の中で自分自身と向き合いたい。

円融寺1
円融寺2



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