大阪のご飯はレベルが高過ぎて毎年お世話になるお話 ～HSP強めだから感動も２倍３倍…～

私はライブによく参加する。
去年は年間１５回、今年は９月までの予定で既に２０回は参加する。
ジャンルはロックだったりアコースティックだったりピアノ弾き語りだったり様々で、開場もライブハウスからドームまで多岐にわたる。

毎年、ライブ遠征するならば、大阪は絶対に入れるように調整している。
私の好きなアーティストの出身の街だから…というのはもちろんあるのだが、それだけだったら正直、毎年行く必要はないと思う。
大阪だから毎年ライブ遠征したいのだ。

毎年行く理由…それは、ご飯。

何も高級なお店、有名なお店に行くわけではない。
たまたまフラっと入ったお店、庶民的な佇まいのお店、大阪でチェーン店になっているお店…どこに入っても“ハズレ”というより、“普通”がない。
旨い、旨すぎて頭抱えるレベルなのだ。

これは毎年、感動する。
正直、大衆食堂で食べたご飯は、雰囲気は庶民的だけれど、味は都内の高級な和食屋さんで食べているような感動的な旨さ。(そんなお店行ったことないけれど。そういう気持ちなるということ。笑)
大阪で食べたお好み焼きやたこ焼きはもちろんのこと、ご飯屋さん、カフェのサンドウィッチ、スイーツ…etc.
どれも旨かった。

旅先だから、という面もあるかもしれない。
開放的な気分だし、自分自身のメンタルも上々だから、多少は通常より感度が上がっているのかもしれない。
しかし、それを差し引いてもやっぱりレベルは高い。

答えは明確。
お出汁。
これが一番だと思う。

私は以前、大阪で食べたお好み焼きに衝撃を受けた記憶がある。
その日もたまたまライブ後にも開いていたお店に入ったのだが、正直、私はお好み焼きはソースとかつお節と青のりがあればどこで食べても同じという考えだった。

“本場”は違った。
まず、ソースが濃くなかった。
お好み焼きがただの“ソース味”ではなかった。
お出汁が生地に入っていたのだと思う。(そこら辺はお店の人に聞いていないので不明。)
ふわふわとした生地で、お出汁の味もあって、ソースの主張も激しくない。

元々薄味好きな私にとっては、普段、お好み焼きを食べない。
ソースの味が濃くて苦手だからだ。
しかし、大阪で食べたお好み焼きは全然今まで食べていたそれとは違ってまさに驚愕…。

今回食べたたこ焼きも、デパートの脇にある小さなお店で買ったものを食べた。
ソースも何もつけないで食べるスタイルのものを選んだが、こちらもお出汁が美味しすぎて感動した。
そのお店の口コミには「味が落ちてがっかりした」とか「観光向けの味になってしまったのだろうか」みたいな、ネガティブな表現が見られたのだが、この味でレベルが下がったというならば、一体、これまでの味はどれだけのものだったのだろうか…と、しばし思いを馳せてしまった。

居酒屋(焼き鳥屋)も安くてクオリティが凄かった。
土日祝はソフトドリンク１００円で飲み放題となっていて、下戸な私には有り難すぎて感涙ものだった。
焼き鳥はどれも美味しくて、特にハツは柔らかくて旨味がめちゃくちゃあって、感動するし、焼きおにぎりが噴火した火山に見立てていて、とにかくデカくて食べきれるか心配だったけれど、お出汁をかけてお茶漬けにして食べたらいつの間にか平らげてしまったし…何ここ、最高かよ。(語彙力停止)
しかもはち切れんばかり食べても一人２０００円ぐらいで収まっちゃって、思わず店員さんに二度聞きしてしまった。(笑)

上記にも書いた、大衆食堂は白米が感動的な旨さで、お米の粒の主張が凄くてこれはお米の美味しさなのか、炊き方なのか、両方なのか…とにかく、米好きな私にとってはとてつもなく興奮した。(が、食堂スタイルなので、周囲はさも普通だと言わんばかりに黙々と食べていた為、私も表向きは黙々と食べていた。笑)
小松菜と油揚げの入ったお浸しも、これまで外食で食べたお浸しの中でNo.1に君臨するレベル。
外食の小鉢って、どれも味付けが濃すぎて中々美味しいと感じたことはなかったのだが、ここで食べたお浸しはこれまたお出汁が旨かった。
厚焼き玉子もふわふわで最高だったし、お味噌汁も濃すぎなくて感動したし…通えるものなら通いたい、常連になりたいと思ったレベル。

という感じで、大阪の“天下の台所”レベルを毎年体感しているわけだが、幸せ太りを体験したい時は大阪へ行けばすぐに味わえると確信した。(笑)
大阪で体型キープできる人は相当な気力の持ち主であろう。
この美味しさに慣れている大阪人は他県に引っ越しできなくなるのでは…？と思ったぐらい。(自炊するしかない。笑)
さぞかし大阪の高級店はトップ・オブ・ザ・トップの味なのではないかと勝手に想像してしまう…

今年も善き旅でした。＾＾♡