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ジゼル第二幕

ジゼル開幕しまして、幕後トラブルの衣装以外は既に、全て楽屋です。


そんな中、第4キャストのフィッティングがなかなか行われず(ドンキホーテ閉幕後、ダンサーさん達は休息日に入ってた)、私はただ1人、ジゼル担当に残ってました💦

先週、ようやくフィッティングも終わり、最後の衣装も仕上がりました。

ジゼル第二幕は、ジゼルの死後、お墓の前で起こるお話。
 
ウィリスと呼ばれる、ようは幽霊?たちがジゼルを死なせた人2人に罰を与えようとするシーンなんですけど、衣装がみんな一緒で、お話知らずに見ると、ちょっとわかりづらいかもです。

ウィリスの衣装がこちら。

着た方が当然かわいいけど、参考までに。

この衣装を着ているのは、ミルタと言う、仏語では"妖精の女王"と呼ばれてるけど、妖精は人の死後になれるものじゃないから、むしろ幽霊の長って言った方が、分かりやすいんじゃないかな。

それに、24人のウィリスたち。
 
そして、死後その仲間に入りかける(そのお話が、第二幕で語られます)、ジゼル。

みんな、背中に羽根が付いてますが、こちらはミルタ役の衣装。

ミルタとその他ウィリスの羽根の大きさは一緒で、ミルタだけ光るティアラを付けてます。
ま、ここは知らなくても1人だけ貫禄ある人出てくる(笑)から、ミルタは見分けつきます。

ジゼルですが、この羽根が小さいんです。
生まれて?死んで?間もないからか、ウィリスの仲間に入ったら大きくなるのか、その辺は最後にお墓に戻って行くから明らかにはされませんが、そんなところなのでしょう。

パリオペラのジゼル、第一幕の煤けた村の風景も、第二幕のお墓と白いウィリスたちの風景も、独特で素晴らしく美しいです。

今回は、エトワールの1人が5/18公演で引退を発表しています。

その日のチケット取られてる方たちは、ラッキーですね👍

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