精神治療に望むことと、自分史を少し。

まず、「100年後の未来」には私のような悩みを抱えた人が居なくなっていて欲しいことを願って、この記事を書いてみようと思います。

あまり、公表はしたくなくて控えさせてもらいますが、私は高校の2年から発症した精神の病気が診断されています。

当時はその病名も私本人には告知されませんでした。自殺の可能性があるからだと、後から聞きました。
私が病名を知ったのは、その「発症した」17歳から10年後だった27歳の時です。

しかも、きっかけがなければまだずっと知らされないまま、私は何という病気かもわからずに、飲み薬を貰うために月に一回病院に通っていたのです。

私は、自分が何の病気であるか知らなかったので自分はこれではないか?と様々な精神病の本や、精神障害の本を買って読んでいたりしました。
結局、知らされた病名は全く予想していたものとは異なっていました。

その間、私は進学し、就職もし、病気についてどう対処するかもわからずに、ただただ自活する為に働いていました。
休みを取れずにぶっ通しで働くこともあったり、嫌がらせを仕事上受けたこともありました。
いわゆるブラック企業という言葉がなかった頃、辞めるにも辞められずに我慢して働いていました。

なぜ、病名を知らされたかというと、私が仕事を辞めて海外に行きたいと主治医に相談したからです。
そこで告知が初めてされました。
「服薬は必ずするように」主治医と約束をして、私は語学留学する事にしたのです。

一時期、具合を悪くして帰国する時もありましたが
概ね、言葉に関しては覚える事が出来、仕事も前のような不本意な仕事ではなく、やりたい仕事が出来るようになりました。

それでも、私の治療計画というのはきちんと本人に話してもらいたかったと今でも思っています。
情報が誰でも探せるようになっていくのは、更に加速していく筈ですから、精神の疾患でももっと明らかにして行って欲しいと願っています。

100年後、こんな私が生きていたことは埋もれてしまうだろうけれど、苦しむ人が少しでも減っていく社会であることを望みます。

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