初心者でもできる!AIを使って画像を作る方法(Stable Diffusion Online編)
今回は、『AIを使って絵を描く方法』を紹介します。
AIを使えば、一瞬でハイクオリティの絵を描いてくれるのです。今回は無料で、一般的なパソコンやスマホで使える「Stable Diffusion online」を使ったAI画像の作り方を説明します。
Stable Diffusion onlineとは
Stable Diffusion onlineは、無料でAI画像が生成できるサイトのひとつ。
サイトはこちら↓↓↓
https://stablediffusionweb.com/
「入力した言葉」から、画像を生み出すことができます。絵心ゼロでも、言葉の指示のみで、アート作品が作れる夢のようなツールです。他にも各社からツールが出ていますが、こちらは完全無料です。
※注意 英語で入力するため、自動翻訳機能を使っている場合は、翻訳機能をオフにしてください。その後、英語が苦手なかたはグーグル翻訳など翻訳機能で日本語を英語に直して入力して下さい。手間がかかりますが、その方が正確に呪文を読み取ってくれます。
プロンプト(呪文)を入力
画像を作る時に入力する言葉は「プロンプト」と呼ばれています。ここでは簡単に「呪文」と呼びます。この呪文を英語で入力します。
入力方法は、トップ画面の真ん中「Get Started for Free」をクリック
すると、次の画面になります。
上の段に呪文、下の段に反対呪文(後述します)を入力します。
その後、右側の黒ボタンを押すと画像生成がはじまります。
呪文はたくさん並べて、細かく指定しましょう。少ないと範囲が広すぎて雑なイラストしか返してくれません。
例えば「a girl」だけ書いても、一人の少女という情報しか入っていないので、色々な画風、角度、リアルなのかイラストチックなのか、ガチャを回すように何がくるかわかりません。「 A girl walking by the seaside laughing white dress sunset watercolor style」と書いたら、下の画像をちゃんと返してくれました。
というわけで
「呪文をたくさん使い、細部まで指定すること」で、自分が欲しい画像をGETする確率を上げます。
とはいえ、コツをつかむには、ある程度の回数が必要です。
慣れないうちは他の方が作った画像を真似して入力するのが速いです。AIで作った画像の呪文は公開されていますので、気にいった画像を検索、そして呪文をコピペして、近い作品を作っていきましょう。
こちらのページから、気にいった画像を探し、呪文をコピペできますよ。
https://www.mage.space/explore
試しに、先程と同じ呪文で検索してみました。このように近い物が現れました。
好きな画像をクリックし、呪文をコピペさせてもらいましょう。そこから、微調整していきます。
ネガティブプロンプト(反対呪文)を入力
ネガティブプロンプトとは、特定のものを除外するプロンプトです。簡単に「反対呪文」と呼びます。反対呪文を入れないとクオリティの低い画像や、文字が入りこんだり、乱れてカオス状態の画像ができてくることが多々あります。なので、確実に欲しい画像をゲットするために、大量に反対呪文を入れておきましょう。こちらも、他の方が使っているものを真似して取り入れるといいですよ。
とりあえず、私が使わせてもらっているのは以下の長文呪文です。このままコピペして使えばOKです。
これでだいぶクオリティが一定になります。
準備は整いました。
あとは、たくさん呪文を入力してみましょう。Stable Diffusion onlineは、一度に4枚の画像が出力されます。1分くらい待たされるのが難点ですが、無料で商用利用も可能。使い勝手の良いサービスです。
著作権に注意
AI画像サービスを使う際、著作権に注意して下さい。
入力する言葉やフレーズには「人名」「作品名」を入れないようにしましょう。例えば「ドラゴンボール風」などと入力すると、模倣した画像ができますが、著作権違反になります。著作権は作者の死後70年とされているので、ピカソやゴッホのような過去の画家の名前は使ってもよいですが、現代アーティストや実際のアニメやマンガの作品名などを使って指示をするのはやめましょう。
他人の呪文をコピペする時に、アーティスト名やマンガの名前など入っていることが多いので、使う時は注意が必要です。自分だけが楽しむならOKですが、ブログやSNSなど人の目に触れる場所で使ったらアウトです。
下の画像は、ミュシャ風に作ってみました。ミュシャは没後70年以上経っているので著作権は切れています。
以上、注意点でした。
AI画像を作る際のポイント
・同じ呪文でも、同じ画像は作れません。毎回違うものが出力されます。
・ガチャを回す要領で、良い作品が出力されるまで何度もチャレンジする根気も必要
・ガチャの精度を上げるために、細かい呪文+反対呪文の指定は必須。雑な呪文だと、余分なものが入った雑でカオスな絵が出てくる。
・ネガティブ呪文は必須。人間の手指が特に弱いので、そのあたりの呪文はずっと入れっぱなしでOK.
・人物より、風景、動物、植物などのほうがキレイにでる。一発でもよいものが生成しやすい。人間は少しの狂いでも目につくため。ネガティブ呪文を入れても、造形がずれていたりする。
次回は、mage.spaceという、こちらも無料で使えるAI画像作成サービスをご紹介します。
追記:公式のスマホアプリは無いようです。この記事で紹介したサイト
https://stablediffusionweb.com/←こちらを、スマホのブラウザで表示させて同様に使うことはできます。
スマホアプリは、類似サービスがありますので後日紹介します。
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