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フリーランスと正社員で腹をくくるという話

午前中、私は朝活を終えてブレイクタイムをしながらツイッターを眺めていた。いつもの日課なんだけど、今日はたまたまとあるツイートを見て頭の中でぐるぐる思考回路が回り出した。


ツイートに吐き出してみたけれど、140文字に収まらず。
何度も書き直して、やっと書いてみたものの。
吐き出したりなくて……。

ということで、今回はこのツイートについて書いていこうと思う。

私の過去の話

なぜ、私がこんなことを書いたかというと、そのとあるツイートに対して何か思ったと言うよりも、そのツイートに対する引用RTのコメントの冷たさに私は苛立ちを覚えました。

今の世の中では、無職、フリーター、フリーランス、派遣社員、正社員…。
さまざまな役職があると思うのですが、私は正社員にだけはなったことがありません。

私は、よくいう「親ガチャ」に外れてしまい生活環境が悪く、中学生の時に精神疾患を患うことになってしまいました。
でも、私は両親が大好きだということはここに添えておきたいと思います。
今生きているのはどんな形であれ、両親のお陰だから。

私は高校こそ途中まで通いましたが、疾患のせいで中退。
自分の人生が終わったと思い、命を絶とうとなんども考えました。
けど怖くてできず……。

中学高校と演劇部だったし、アニメが好きだったので声優になることを決意し、頑張って高卒認定試験は合格にこぎつけました。

しかし、声優の専門学校も疾患をさらにこじらせ中退。
別に、なりたくてなったわけじゃない。
私だって普通にみんなと学校に通って、芸術大学に行ってって夢を描いてました。
お芝居のことだけじゃなく、興味のあった心理学とか……学びたいこともたくさんありました。

そんなこんなで、医療費を膨大にかけてもらっているのに、30代前半になってもまともに生活ができません。

30歳までにやってきた仕事

私は、18歳の時にフリーターになろうと決意。
その当時お小遣いで本を買うこともできないくらい手持ち金もなく、両親もバイトをしたことがないので、履歴書の書き方を知らず。
無知な私は自分で手探りで書き面接に100社以上応募しました。

しかし、バイトに受かったのは2年後の20歳。
そこまでは、「体力がないのなら結構です」となんども断られてました。

初めての仕事は映画館
周りより年上、仕事は出来ない。年下にバカにされる。
悔しかったけど、努力すれば何とかなると思っていた私は、その中4年半働きました。

並行しながら声優になりたいと両親に掛け合った時に「自力で通う」が条件でした。
なので、バイトのお金で養成所にも通い、金銭面で足りないからといって、学童保育で働き始めました。

しかし、朝から晩まで休みなく働きながら養成所に通う生活に、病院への通院は体力的にも精神的にもきつく、病状を悪化させてしまいました。

そのタイミングで我が家の犬に顔を噛まれるという事件(?)が起き、怪我が酷かったのもあり、どちらの仕事もフェードアウトしました。

噛まれたショックで1週間で13kg体重が落ちてしまい、半年ほど無職に。

それでも養成所を辞めたくない一心で、派遣社員でのコールセンターで働き始めました。しかし、ここからは半年で体調が悪くなり、入退院を繰り返すようになりました。

ここまででも長いのにここから先は、小説ができるぐらい長いので端折ります。

他にも、某テーマパークの飲食店、イベント業務の派遣、別のコールセンター、ライティングの書き写しの仕事、パン屋さん、回転寿司。この10年で8回バイトを変えていました。

やっと出会ったライバーという仕事

25歳の時に、配信者という仕事を始めました。今でいうライバーという仕事です。在宅で配信をすることでリスナーさんに応援していただき、収入を得るという仕事です。
この仕事を通じて、自宅でだったら何時間でも頑張れてしまう。
体調をそこまで崩さずに仕事ができることを知りました。

ここまで読んだ人は気付いたと思いますが、声優の仕事はここまでの間に
一度もしていません。養成所にずっといたけれど、両立ができなくて辞めることにしました。

しかし、このライバーの仕事で私は声優の仕事を勝ち取ることになりました。
稼げてる声優ではないけれど、「声優」と名乗れるようにお金を頂いたお仕事をもらうことができたのです。

本当に、今までの努力は何だったのだろう?って思ったし、もうフリーランスでいいんじゃない???と思うようになったのもこの頃です。

人生そんな甘くないフリーランス

ライバーの仕事は、フリーランスとさほど変わらない職業です。
確定申告は自分でしなければならない、お金の管理のみは業務委託なので頂けますが、他のことは全て自分でします。

自分で何でもやるということは、割と大変で。
冒頭の方にも書きましたが、私は事実上中卒。なので無知なことが多く、最近でこそネットがあるので楽になりましたが、そこまでは本当にきつかったです。

年金に関しても何にしても自分で全てやらなければならない。
しかも、精神疾患もあるのでその部分の手続きが膨大に増え、役所系に行く回数が増えました。

別に私は障がいを持っているからといって、誰かがやってくれるとか、そんな甘いことはありません。
しんどいですが自分で全てやります。
本当は役所の人が怖くて震えて毎回泣きながら帰ってるんですけど、それでも我慢してお薬を服用してでも行きます。

それでも憧れる正社員

ここまで、こんなにフリーターでの出来事や、フリーランスの時の話を書いていますが、正社員に私は憧れます。
しっかり朝起きれて、出社してバリバリ働いて、家に帰宅してご飯を食べて、明日の準備をして眠りにつく。
このあり方で働いたことがないからこそ、すごいなと思うし、かっこいいと思うのです。

しかし、今日みた引用ツイートには


「フリーランスだから楽なんてことはない」
「そんなこと言うなら、正社員のままでいればいいんだ」
「そんな甘えた考えをしているから自業自得だ」

なんて厳しいことが書いてありました。
そのフリーランスになった人は、甘えたくてフリーランスになったとは限らないのに。

もちろん会社と違って、責任は全て自分に回ってくるのがフリーランスなので、大変なのもわかっています。
でも、その人たちの裏側全部を知らない人が、正社員からフリーランスになった人をまとめて叩いているように私は感じて。
何だか、イライラしてしまいました。

まるで、正社員が正義で、フリーランスが不正解と言われているようで。

そんなことは個人的にはどっちが正義とか正解とか不正解とかないとは思っています。
ただ、声を大にして言いたいのは、

正社員で責任を取れないと思うのなら、
フリーランスで自分の取れる範囲の責任を背負って
精一杯生きた方が幸せな人もいる
フリーランスで責任が取れないと思うなら
正社員で任せたらいい。

と言うことです。

全員が全員フリーランスになったからといって幸せになれる保証はありません。
でも、私みたいなタイプのように派遣社員やバイトですら「任せられない」とレッテルを貼られてる人や、貼られやすいと自覚している人は、会社という場所はどんなに憧れていても働きにくい場所なんです。

かといって、フリーランスで成功するとは限りません。
コツコツ頑張るしかないんです。
だから、腹をくくってフリーランスの世界にどっぷり浸かる。
ありがたいことに、フリーランスは自分で仕事量を決められます。
自分の責任の重さを決められるんです。

だからこそ、その自分のキャパシティーの中で働けるという幸せがあると思うのです。

私個人の意見としては、フリーランスで働きやすい環境と収入が一致するのは物凄く一部の人なんだと思っています。
だからこその「腹をくくる」ことは難しいことではなくて、自分の身の丈をただ知るということなんだと。
それが不幸か幸せかは、その人次第。
だからこそ、よく考えて行動しようね。ってことなんだと思います。

こんなことを書いて正直誰得なのかはわかりません。
私の頭の中でイライラしていたことを言語化しただけなので、読みにくさMAXだと思います。

でも、これを読んで誰かがこんな人もいるんだ……。
あしたも頑張ろう。って思ってもらえたら幸いです。


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