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3月 2歳児 月案文例

<ねらい>

・幼児クラスになることに自信を持ち、期待する。
・衣服の調整をしてもらい、健康的に過ごそうとする。
・1日パンツで過ごせたことを喜ぶ。
・夜間と日中の気温差に留意してもらいながら快適に過ごす。
・集団あそびを通して友だちと一緒に遊ぶ楽しさを味わう。
・戸外で春の自然に触れる。
・ひな祭りに参加し、親しむ。
・保育者と一緒にのりやハサミを使って製作を楽しむ。

<前月の子どもの姿>

・トイレができるようになった子が多い。しかし、うまくいかずパンツを履くことを嫌がってしまう子がいる。
・戸外で暖かくなってきたことを感じ、友だち同士で「あったかいね」「あついね」などと楽しく話す姿が見られた。
・簡単なルールのあるあそびを楽しんでいる。
・昨日起きたことや友だちとトラブルになったことなど、詳しく話すようになった。
・節分で踊った「鬼のパンツ」が流行り、現時点でも踊っている。 

<食育>

・スプーンを下から持つ。
・食べこぼさないように気をつけて食べようとする。
・野菜当てクイズをして、親しみを持つ。
・ひな祭りで食べる行事食に興味を持つ。

<内容>

−養護−

・幼児クラスに行き、新しい環境の雰囲気に慣れる。
・遊んでいて暑いと思ったら保育者に伝え、自分で衣服の調整をしてみようとする。
・トイレで排尿ができた達成感を保育者や友だちと共有する。
・男の子は立って排尿してみる。

−教育−

[健康]
・しっぽ取りゲームをみんなで楽しむ。
・身の回りのものを自分で整理する。
[人間関係]
・想像したものを友だちと共有しながらごっこあそびやつもりあそびを楽しむ。
・楽しいことや嬉しかったことを友だちに共有し、一緒に喜び合う。
[環境]
・春の季節にしかない自然(虫・花など)を友だちと楽しむ。
・保育室に散らばった玩具や絵本を片付け、過ごしやすい環境を作ろうとする。
[言葉]
・絵本や紙芝居を通して、ひな祭りの行事に親しむ。
・自分の気持ちを言葉で表現する。
[表現]
・保育者と一緒にハサミの一回切りに挑戦してみる。
・曲のリズムに合わせて体を動かすことを楽しむ。

<環境構成>

−養護−

・前月よりも3歳児クラスに行く回数を多くし、4月からの新しい生活に慣れるようにする。
・保育者が子どもたちの前で「あついね」「汗かいたから上着脱ごうかな」など暑くなってきたことを言葉で伝え、興味を持たせる。
・幼児クラスのトイレを借りて、排尿してみる。
・立ち便器の使い方を伝え、自分でもできるようにする。

−教育−

[健康]
・分かりやすいように実際にやっているところを見せながら説明する。
・3歳児クラスになったことを意識できるように声をかける。
[人間関係]
・イメージを膨らませやすいようにあらかじめ様々な玩具やなりきれるものを準備をしておく。
・友だちとトラブルが起きたらすぐ対応できるように近くで様子を見守る。
[環境]
・散歩や戸外で遊ぶときに春が近づいてきたことや春の自然についてなどを子どもたちに話しかける。
・片付け終わった後、保育室が広く感じることや綺麗になったことを伝え、自分から綺麗にしようとする気持ちを芽生えさせる。
[言葉]
・子どもたちにわかりやすいような内容の絵本か紙芝居を準備する。
・自分のきもちを伝えられないときは、保育者がそばに寄り添い代弁したりゆっくり時間をとって話を聞いたりする。
[表現]
・はさみの使い方や危ないことを子どもたちに伝え、必ず保護者と一対一で行う。
・十分なスペースを取って、ぶつかって怪我がないようにする。

<健康・安全面>

・季節の変わり目で体調を崩す子がいる子がいるかもしれない為、体調面の様子を伺う。
・交通ルールを守って公園まで散歩する。
・保育室を綺麗にしながら補修が必要な箇所を見つけて直す。

<長時間保育の配慮>

・部屋の室温や湿度の調整を心がける。
・子どもたちが好きなおもちゃを準備する。
・安心して過ごせるよう明るい雰囲気を作る。

<家庭と地域との連携>

・幼児クラスへ移動する際に必要なものを共有し、準備してもらう。
・進級にあたり、不安や悩みがあったら話を聞いて解決できるようにする。
・1年間の子どもの成長を保護者と喜び、感謝の言葉を伝える。


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