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中国経済をけん引する「3つ馬車」とは?これから注目すべきポイントは?

こんばんは、FPむーです。

9月20日からアメリカで、TikTokとWeChatがダウンロード禁止されることになりました。

アメリカと中国の貿易戦争が、また進みそうですね。

…という記事を書こうと思っていたら、「禁止」は差し止めになりました。どないやねん。


アメリカのこの姿勢に対して、中国はどのような姿勢なのでしょうか。
さらに、米中貿易戦争が激化、かつ長期化するなかで、中国の成長余地はあるのでしょうか。

今日は、このあたりについて話していきたいと思います。
3分ぐらいで読めるので、サラっと読んでみてください。


◆中国経済の「3つの馬車」

突然ですが、中国経済をけん引する「3つの馬車」ってご存知ですか?

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答えは、「輸出」「投資」「消費」です!
これ、覚えておいてくださいね!テストに出るかもよ!

この3つの馬車が今後どうなるか。
それがつまり、中国経済が今度どうなるかに繋がってきます。
そこについて、書いていきますね。

◆「内循環」というホットワード

先日、中国に対して面白いレポートを見つけました。

ー中国経済は「内循環」を解毒剤として使用―

中国の新聞記事で、「内循環」というワードがよく使われているそうです。

なぜ、大きな注目を集めているかって?
なぜかと言うと、中国のトップ(政府)が今年5月以降、「内循環」という概念とその重要性を一連の会議で協調したからです。

「内循環」とはどういう意味でしょうか。
内需、つまり国内の需要を主導とする経済のことです。

なぜ、中国政府がこれを言い出したのでしょうか。

ここ数十年、中国経済は「外循環」というモデルでした。
「外循環」とは、国外の需要を主導とする経済のことです。
輸出を中心として、中国経済は大いに発展してきました。

その一方で、外需への依存度が大きくなってきたのです。
そして、内需(国内)への開発不足など、構造的な経済問題も出てきました。

さらにさらに。
今、中国とアメリカの関係はあまり良くないですよね。
米中貿易戦争は長期化しています。

冒頭で紹介した通り、アメリカでは、TikTokとWeChatがダウンロード禁止されそうになったり、やっぱり差し止めだったり。いかんせんゴタゴタしています。

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このような状態で、外需に頼っていては、危険だと。
内需をしっかり立て直ししなきゃと。

中国はそう判断したわけです。


とは言っても、「内循環」=「鎖国政策」ではありません。

中国政府は、こう強調しています。

「世界最大規模である国内市場を活性化し、国内の大循環を主体として、国内外の『ダブル循環』が相互に促進し合うという新たな経済発展モデルを構築することが必要だ」

経済発展のために、今までは優先順位を「外需」においていたけれど、今後の優先順位は「内需」にシフトしていくねってことです。


ここで、冒頭の「3つの馬車」について、もう一度見ていきましょう。

「3つの馬車」とは何か。
「輸出」「投資」「消費」です。この3つが中国経済をけん引していると言われています。

その中で「内循環」に優先順位をシフトしていくというのが中国政府の政策。ならば、この3つの中で注目すべきポイントは!
お分かりですよね。「投資」と「消費」です。この2つが、今後どれぐらい伸びていくのか。そこが、中国を見極める上で必要なポイントだと思います。企業も中国マーケットに対し、この2つのポイントを見極めた上で、どのような対応策を取り組むべきなのかを考えると良いでしょう。


みなさんが中国について興味がわいてきたところで、次回は数字を用いて中国経済を解説していく予定です。次回も読みたいよ!という方は、是非スキやサポートなどのアクションをもらえると、とっても嬉しいです!みなさんからのアクションが、フルタイム仕事×1歳育児の合間で、noteを書くモチベーションなのです…!


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