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衝撃の事実の続きと訂正

先日のこの記事がバズりました。

facebookでシェアされたこともあり、すぐに2,500人以上に見てもらえました。

そしてなんと、150以上のスキが!!
私のnote史上、スキランキング3位に急上昇してしまった。

ある土曜日夜の、我が家の夫婦の会話の、ただの一コマ。
選挙の公約を見て調べていたら、衝撃の事実にたどり着いてしまった話。

facebookでも63件もシェアしてもらって。
多くのコメントや反応をいただいて。


でね、友人やその他数人から、指摘があったのです。

「給与所得者=労働人口」とするのは、ちょっと乱暴じゃないかって。

うん、ほんまその通りやと思った。

実は、私も書きながら、ちょっぴり思ってん。

「給与所得者=労働人口」はちょっと言い過ぎかなぁ。
ってか、給与所得者以外って、何者?個人事業主?
不動産賃貸業とか農業従事者とか?
でも個人事業主でも、確定申告する上で給与をもらってたら給与所得者やろうしなぁ。
ってことは、ま、「給与所得者=労働人口」でいっか!

って。

ま、いっか!じゃない。
ごめんなさい、間違っていました。
ということで、調べ直しました。


だって、気になるやん。
日本に労働人口が何人いるか。

で、友人が教えてくれたページを見てみた。

◆2020年、日本の就業者数は

2020年の就業者数は、6676万人!!

(上記リンクの4ページ目参照)

せっかくなので、4ページ目をまとめてみた。

<就業者数>
2020 年平均で6676 万人(前年比 48 万人の減少)(8年ぶりの減少)

<男女別>
男性は 3709 万人(24 万人の減少)
女性は 2968 万人(24 万人の減少)

<15~64 歳の就業者数>
2020 年平均で 5771 万人(前年比61 万人の減少)

<男女別>
男性は 3170 万人(32 万人の減少)
女性は 2601 万人(29 万人の減少)

ふむふむ、なるほど。

ん?
私が調べた給与所得者は4544万人だったけど、労働人口6676万人もいるの?残り2000万人は何者?ナニモノ?自営業者?感覚的に自営業者が2000万人もいるとは思えない…

と思って、答えを探すべく、資料を読み込んでいった。

そして、7ページ目

自営業主・家族従業者数は 666 万人。

なるほど、そうなのか。
5%ぐらい。
感覚的には、それぐらいの数だよなぁと思う。
しかし…んー、計算が合わないよ?


と思ったら、発見した。


あの…
本当に、ほんっとうに、ごめんなさい。
前回のnoteの資料、まさかの平成10年でした…!!!

そう、
私が調べた給与所得者は4544万人というのは、「平成10年」の「1年を通じて勤務した給与所得者」でした。

ちょっと、さすがに、データが古すぎる。

ということで、最新情報のを確認。
確認できる最新のデータは、令和元年(=2019年)でした。

ということで、再度国税庁のHPを見てみました。

前回のnoteの話題を軽く復習すると、
年収1000万円以下の人々が支払った所得税は46%ほどでした。
(note修正済、当初は45%と書いていました)

コメントで教えていただきました。感謝。


で、本題。

給与所得者は?労働人口は?

ということで、今度こそ最新の情報をゲットすべく、国税庁のHPへGO!
今度こそ、最新だ。令和元年と書いてある。2019年だ。


◆民間の給与所得者は

民間の給与所得者数は、5,990万人。


そして、1年を通じて勤務した給与所得者数は、5,255万人

この調査、「民間給与実態統計調査」

そう!なんと!
調査の対象に、公務員が入っていなかった…!!!


あと、公務員以外にも、この人たちも入っていない。

・源泉所得税の納税がない事業所の従事員
・労働した日又は時間によって給与の金額が算定され、かつ、労働した日にその都度給与の支給を受ける者


なるほど、そういうことか。
うん、納得がいく数字。


ということで、労働人口は6676万人でした!!

日本の人口は1億2580万人ぐらいいるので、
日本の労働人口の割合は53%ですね。
働いているのは、53%かぁ。

これを、高いと見るか低いと見るか。

最初に出した数字が低かったから、53%と聞くと高いような気がしちゃうけど、よく考えて。

日本人100人いたら53人しか働いてないんだわ。


そしたら気になる。
労働人口がどういう推移なのか。

と思ったら、あった。

分母が全国民でなくて、15歳以上になっているけど。


最新だと、62.3%
(情報がいつ時点のものか、確認するクセがつきました。)

推移としては、横ばい、ちょっと上昇?ってとこですね。
今後はどうなるんだろう?
少子化が進んでいる日本で、
高齢化が進んでいる日本で、
このままいくと日本の労働人口はどうなるんだろう。


と思って調べていると、また辿り着いた。


みずほ総合研究所のレポート。
2017年のものだから、ちょっと古いけど、参考になる。


今は6700万人ほどいる労働人口が、2065年には3,946万人になる見通し。

6,646万人→3,946万人になるの!?
なんと40%も減る!!


2065年って、44年後です。
私は今30代なので、44年後だとまだ70代だ。女性の平均寿命から考えると、たぶんそこそこの確率で普通に生きている。
いま2歳の娘の44年後なんて46歳、まさに労働世代。

そう、44年後って、遠い未来なんかじゃない。
まだ私が生きている未来。
すぐそこにある、想像できる未来。

その、すぐそこにある未来が…40%も労働人口減かぁ。

みずほのレポートにもありました。

今後の労働力の引き上げの実現は、「働き方改革」の進捗にかかっているといえるでしょう。

まさにその通り。


しっかし、15歳以上の日本人、62%しか働いていないのか。
そして、44年後には、40%も減るのか。

・・・日本、大丈夫・・・?

と思ってしまった夜でした。

(2,366字)

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