12年ぶりの逆転!?景気後退!?

★マーケット投稿★
なんでNY株が今年最大、下がったの?Part1

この8月、かなり相場が動いていて、
先日NY株が800ドルも下げたの、なんで?とか、
その後も600ドルも下げたよね、なんで?とか、
今朝も、米ドルが104円になったよね、なんで?とか、
リアルタイムで書きたいことがたくさんあるのですが、時系列で頑張ります。そのうち、すぐにリアルタイムに追いつくはず!たぶん。


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今日は、前回の投稿の続きですが、この記事からでも読めます♪
8月14日(もう2週間も前…!)、NY株が800ドルも下がったのはなぜか。
800ドルって、「今年最大」の下げです!

8月14日に何があったのか。
米中貿易戦争でゴタゴタしていたところに、さらに大打撃があったんです!!

「逆イールド」つまり、長短金利の逆転が起こったんです!
しかも、12年ぶりに!!

どういうことかって?
まず、長短金利とは、長期国債の金利と、短期国債の金利、のこと。
一般的に、満期までの期間が長くなればなるほど利回りは高くなります。

そもそも債券って、国債って何?
国の借金です。

例えば、友達が「お金貸してー!」って言って、それを例えばあなたが貸します。1万円を貸すけど、タダで貸すのは合理的じゃない。金利、つけるよね。そりゃそうだよね、お金貸すもの。100%返ってくる保証はありませんから。
でね、あなたは気になる。いつ返してくれるの?

それが1年後なら、金利1%でぐらいでいいかな、でも返してくれるのが10年後なら、金利3%ぐらいつけたいやん。
だって、1年後なら返してくれそうだけど、10年後なんて先のこと、どうなってるか分からない。その友達がもっとお金に困ってるかも、究極は、その友達が死んじゃってるかも。
だから、貸したお金が返ってこないリスクヘッジとして、10年後なのであれば、金利を年間3%ぐらいもらっておく。

これが、さっき言った、「一般的に、満期までの期間が長くなればなるほど
利回りは高くなります」ということ。

だから、期間が2年の国債と、10年の国債なら、
10年の国債の方が利回りが高いのです。
普通は。

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でも!8月14日に!
その常識を覆す事態が起こったのです!!

アメリカの
10年もの国債の利回り→1.57%
2年もの国債の利回り→1.63% となったんです。

よーく数字見てください。おかしくない?
10年の方が期間長いのに、利回りが低いー!!!
なんで?おかしいよね?
この現象が、「逆イールド」つまり、長短金利の逆転です。

なんで逆イールドになるの?なぜかと言うと、直近の景気は良くても、将来の景気が低迷する可能性があるからです。


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で。で。問題はここから。

2年ものの国債→2年債
10年ものの国債→10年債と呼びます。
2年債と10年債の利回りが逆転する現象って、そんなに頻繁に起こるものじゃないのですが、過去にも起こりました。
いつなのか。2000年2007年です。

はい!
察しがいい人は気が付いたかも。
2000年の後には、ITバブル崩壊が、
2007年の後の2008年には、リーマンショックが
ありましたよねー!

2000年の後、2008年の後、それぞれアメリカは景気後退局面に入りました。

そうなんです。。長短金利の逆転、「逆イールド」という珍しい現象が発生すると、今後1年程度で景気後退局面に入る予兆と言われているのです。

しかも、長短金利の中でも特に!2年ものと10年ものの金利差っていうのは注目されていまして。この2つの利回り逆転は、より景気との関連が強いとされているため、市場関係者が注目しているのです。

それが!12年ぶりに!逆転しちゃったー!!!
ぐへー!!!!

アメリカが、今後1年程度で、景気後退局面に入る予兆と言われている現象が、12年ぶりに出た。
なのでこの日、NY株が1日で800ドルも下げたのです。
だって、「景気が今から後退する」っていう指標が出てると、「今から株買おう!」という人は少なくて、「やば!今持っている株、はよ売ろう!」っていう人の方が多くなるやん。

次回は、これに対して、トランプさんはどんな反応を示したのか。
市場関係者の見方は。
です。

こうご期待!コメントもらえると、次の記事を書く励みになります!

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