超簡単！これを見れば分かる！その会社は大丈夫？

こんばんは、FPむーです。

新型コロナウィルスの感染拡大で、マーケットが動きに動きました。昨日は第２波の下げ。NYダウは2,000ドル以上も下げ、サーキットブレーカーが出動するほど。日経平均株価も1,000円以上も下げました。特に、わずか一日でNYダウ7.79％の下落は、市場に衝撃を与えました。為替も米ドル102円、豪ドル66円って。わぉ。

こういう相場で、今どこに投資するのがいいのか。

サービスを受けてファンになったあの会社。応援したいなと思っていたあの会社。今が、投資という形を通して応援する、絶好のチャンスかもよ？ピンチはチャンス。これを機に投資の勉強をじっくりするのもいいんじゃない？

でもなぁ…その会社が好きだけど、投資してもいいかどうか判断つかないんだよ…しかもどうやって調べればいいの？

という声をいただきました。そんな方のために！「超簡単！これを見れば分かる！その会社は大丈夫？」をお伝えします。なんか怪しいサイトみたいになってきたけど、そうじゃないです。ポイントは２つ。

１．役員の写真が載っているかどうか

え、そんなこと？と思った、そこのあなた。そう、そんな簡単なことです。社長や役員の写真が載っているか。これなら誰でも調べられます。

ひふみ投信で有名なレオス・キャピタルワークス社長の藤野英人さんもおっしゃっています。「役員写真の有無が、ガバナンス体制を映す」と。ちなみに、社長の写真が載っている確率は88％、役員の写真が載っている確率は13％だそうです。

「顔写真が載っているかどうかだけで、その会社を判断できるの？」と思うことなかれ。

「アニュアルリポートで役員の写真が載っていない企業は、ガバナンスの体制が整っていない可能性が高い。経営陣が無意識に情報を隠したいと思っている表れだ。」
(日経ヴェリタス2020.1.5号47ページ)

例えば日産。以前は載っていた顔写真。載らなくなったんですよね。まぁ、ゴーンさんなら顔写真載せるまでもないほどの有名人だからかな？と思ったりもしましたが、ほどなくみなさんも知っているあの事件が発生。

顔写真１つとっても、侮ることなかれ。アニュアルレポートって、他にも色んな情報が載っています。

例えば、オムロンの統合レポートの表紙。

顔写真が載りまくり。しかも、若手・シニア、男女、日本人外国人など、多様な人材を活かしているのが一目瞭然。役員一覧を見ても、男性・女性、日本人・外国人と多様な人材を活かしているのが分かります。

この写真も良い。これは総合レポートの中で使われている写真。「わが社ではダイバーシティを活かした経営をしています」っていくら口で言っていても、実際役員に女性も外国人もいない会社なら、それは口だけ。全然ダイバーシティ経営じゃない。中身が伴っていない。言うだけなら誰にでもできる。行動して中身が伴っているかどうか。それが、顔写真という形ですぐに分かるのです。役員の顔ぶれが多様性に富んでいたら、「わが社ではダイバーシティちゃんと考えるよ！」って宣言するよりも、よっぽどインパクトがあります。

ちなみにアニュアルレポートはどこにあるかって？だいたい会社のHPのIRコーナーにあります。「○○（会社名） IR」で検索すると、その会社のIR情報が出てきます。

IR情報って、ホントその会社の情報の宝庫なの。しかも一次情報。これだけ情報があふれている世の中、アクセスすべきは一時情報。財務指標とか株価情報とか決算とか色々出てきます。じっくり読み込みたいなら、中期経営計画書（中計）を見るのもグッド（いきなりグッドって。ルー大柴か）。

見やすいかどうかっていうのもポイントですよね。わかりにくーいHPとかIR情報って、伝える気持ちがあるのか？って思っちゃう。逆にわかりやすく情報が書いてあると、「ちゃんと伝えようとしているんだな」って高評価。もちろんそこだけじゃなくて中身が重要なんだけど、伝わりやすく情報開示しているかっていうのも、企業努力の１つだと思うのです。

IR情報ってめんどくさいよーっていう超ズボラな方へ。一番簡単なのは、その会社のHPを見ること！そこに社長や役員一覧が載っています。会社のHPって、その会社の顔ですからね。社長の写真は載っていることが多いですが、役員の写真まで載っているか？がポイントです。

ということで、「超簡単！これを見れば分かる！その会社は大丈夫？」の１つめのポイントは「役員の写真が載っているかどうか」でした。

２つ目もシンプル。

２．社長の挨拶の主語が「私、私たち」かどうか

当社、弊社ではなく、「私、私たち」かどうか、です。これもレオス藤野英人さんの受け売りです。主語がどうなっているかで、その会社の姿勢が表れますよね。

以上２つのポイント、もし良ければ参考にしてみてください。

ちなみに、この２つのポイント、実は投資以外のことにも使えるんですよ！そのことについては、次の記事にて。

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