見出し画像

インフレっていつから始まったか知ってる?

以前の記事で、こんなことを書きました。

基本給が上がっても。
例え、それが29年ぶりの増加率でも。

それを超えるインフレ!!!!
物価の上昇!!!!

なので、
実質は、給与が上がっても、生活が潤っていないのです。
だって、物価も上がっているから。
なんなら、給与の伸び率以上に、物価が上がっているから。

事実、
実質賃金は、▲0.7%です。

3月は、▲2.1%だったので、そこからは改善したものの、依然マイナスが続いている状況です。

だって、消費者物価指数は+2.9%ですからね!
(持家の家賃換算分を除く)

物価が2.9%上がっているのに、給与(手当込現金給与総額)が2%しか増えていないなら、実質はマイナスなんですわ……
そして、実質賃金は、なんと過去最長の25ヶ月連続マイナスでした。

『基本給が29年ぶりの増加率!だけど……〜金利のある世界②〜』より


でね、この記事を書いた翌日、6/21の夕刊一面が、これだったんですよ。


消費者物価、2.5%上昇

上記日経新聞の記事をまとめると…

<5月のCPIまとめ>
・消費者物価指数(CPI)は107.5
  ※変動の大きい生鮮食品を除く総合指数
  ※2020年=100
・前年同月比2.5%上昇

総務省が6/21発表したもの


「CPIが前年同月比2.5%上昇!」と言われても、ピンとこない人がいるかもしれません。
「2.5%って、大きい数字なの?それとも小さい数字なの?」と。


そういう時に見るべきポイントは2つ。
◆前月と比較する
◆市場予測と比較する


では、見て見ましょう。



◆前月と比較すると

 ・前月(4月)は2.2%上昇でした。
 ・今月(5月)は2.5%上昇でしたので、前月の伸びよりも大きい数字ですね。

◆市場予測と比較すると

 ・市場予測の中央値は2.6%の上昇でした。
 ・実際は、2.5%の上昇でしたので、市場予測よりは小さい数字ですね。


この発表が6/21(金)でした。
このCPUの結果を受けて、翌週の日経平均株価はどうなったかというと……

おっと。
ここで答えを見る前に、一度考えてみてください。
日経平均株価、上がったと思いますか?
下がったと思いますか?
さぁどっち!?
ファイナルアンサー!?(誰)


答えを用意したそこのあなた。
では、答え合わせをしてみましょう。


上記のCPUの結果を受けて、
6/21(金)→6/24(月)の
日経平均株価はどうなったか。


ここから先は

700字 / 1画像
この記事のみ ¥ 300

ありがとうございます!サポートとても嬉しいです。いただいたサポートで、娘に絵本を買っています。