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「何か質問ある?」よりも効果的な聞き方 2021/02/19

こんにちは。佐々木です。
何かを説明したあと、「質問はある?」と聞きますよね。こうすることで聞き手がどれくらい理解できているかを確かめることができます。

ですが、この聞き方だといい答えが引き出せないな・・・とも思っていました。「質問ある?」と聞けば、相手は反射的に「ないです」と答えるのが普通だからです。

少し考える人もいますが、相手が子どもだと、うまく言葉にできなかったりして「ないです」と答える人もいたりします。

あるいは、質問があるけれど「こんなことを聞いてもいいのか・・・?」と迷っていたり。

そんなわけで「何か質問はありますか?」という質問では、相手の本音が聞き出せない、と思っていました。

そこで質問を変えてみたんですよ。そうしたらもっと具体的な答えがもらえるようになったんです。

どんな質問かというと、

「不安に思うことは何?」
「心配なことがあったら教えて?」です。

たとえば私の場合、生徒さんに勉強を教えたあと、その復習になるような宿題を出します。だから理解度を確認しておきたいんです。理解できていないままだと、「わからなかったからやらなかった」になりがちです。これだけは避けたい。


で、「何か質問ある?」だと、「ないです」で終わりがち。そこで、こんな質問に変えます。

「今日の内容と同じものを宿題にするけれど、心配なことはある?」

というと、具体的な答えが返って来るようになりました。

「文章題のところがよくわかりませんでした。もう一度聞いてもいいですか?」

「説明の理解はできたんです。でも、問題になったら解けるかどうか・・・」

「見ながらならできると思います。でも、見ずに一人でやるのは難しいかも」

「今週は学校行事で忙しいから、宿題をする時間が取れないかもしれません」

など、生徒さんたちが考えていること、実際に不安なことを文字化してくれます。これなら、どこまで理解ができたか、私も掴みやすいし、対策のアドバイスもしやすいですね。

何かを教えている人、説明する機会が多い人、部下が何を考えているかわからない人は、質問の仕方を変えてみてはどうでしょうか。

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