マガジンのカバー画像

早大生が在学中に子供を身ごもったときのこと

5
大学3年生で子供ができてから、卒論・就活を乗り越える過程で、たくさんの人に助けられ、ゆさぶられ、自分のありようを見直し、社会人になるまでのエピソードをまとめました。
運営しているクリエイター

#早稲田大学

早大生が在学中に子供を身ごもったときのこと①卒論

いきなりヘビーなテーマですね。痛々しくて目を背けたくなります。 もう14年も前の話になりますが、大学3年生の秋に、子供を身ごもりました。 子供ができないための行動を怠ったわけではなく、「本当にこれは事故だっんだ!」と弁明したいのはやまやまですが、無計画で自己管理できていない人間だとレッテルを貼られれば、甘んじて受けるしかないでしょう… このあたりの話を書くのは勇気が要ったのですが、ずいぶん時間も経って、自分なりに消化できて来たこともあるので、ふりかえりながら、一度書いてお

早大生が在学中に子供を身ごもったときのこと②就活

早大生が在学中に子供を身ごもったときのこと①卒論 の続きです。 若者にとっての「あたりまえ」との別れ学生の身で子供を授かったこと。それは学生から社会人初期の若い時代に、普通の若者が享受できる、多くの「あたりまえ」との別れでもありました。 ・カフェテリアで友達と他愛もない話をする時間 ・気の向くままに旅行に行くこと ・やっと受験勉強から解放され、今度こそ自由な勉強をすること ・中学時代から夢見てきて、ようやく仲間と始められたバンド ・なけなしのバイト代でスクールに通って、よ

早大生が在学中に子供を身ごもったときのこと③本当にそれでいいのかよ?

≪あらすじ≫ 大学3年生の秋に子供を授かり、都会への就職を諦めて、地元で就活をすることに。地元のある企業の選考を受け、子供がお腹にいることを言えずにもやもやしたまま内定寸前まで行くが、ついにそのことを打ち明ける。意外にも採用担当者である部長から優しいねぎらいを受け、その翌日、社長から内定の可否を言い渡されることになる。 早大生が在学中に子供を身ごもったときのこと①卒論 早大生が在学中に子供を身ごもったときのこと②就活 の続きです。 内定翌日、もう一度会社を訪れ、社長から直