二兎追う

通っていた高校がわりとな進学校で

しかも

「文武両道」
(と「質実剛健」の横断幕が常に体育館に掛かってた)

を掲げる進学校で

強制ではないけど

ほとんどの生徒が部活に所属してて

インターハイに行く人たちもいて

東大に行く人とかもいて

まさに勉強と部活の両立を体現する学校でした。

生徒も必死ですが先生方の努力がものすごかった。

そんな先生によく言われていた言葉が

『二兎追え』

二兎追うものは一兎をも得ず

って言うじゃないですか

でも

二兎追え

って言われるんです。

言葉の力ってすごくて

学生のときも今でも

ここぞ！というときに

この言葉は

私を鼓舞して背中を押してくれる。

やるべきことがちょっと多くて

頑張らなきゃってときは

とくに

二兎でも三兎でも

追ってやる。

って奮い立つんです。

がむしゃらに

夢中になって

走りたいとき

自分を強く保ちたい

揺るがない心を持ちたいとき

二兎追え

って自分で自分に言い聞かせる。

その状況を楽しめるようになる

ことだま。