見出し画像

言えなかったMay I help you?

外国人観光客が立ち止まっていた
彼らは数分前から、私の前を歩いていたから、
何となく、どこに行こうとしていて、何で立ち止まっているのか想像できた

声をかけようか迷った
チラチラと様子を伺いながら歩く
結局、踏ん切りがつかなかった

その事が、家に帰ってからも思い出される
ああ、声をかければよかった…
ああ…ああ……

自分でも分かる。考えすぎだ。

でも、
何がこんなに引っ掛かるんだろう


心に残るのは、不甲斐なさ。
英語に弱い自分ではなく、
もっと別の弱さが、不甲斐ない。

英語力なんて、言い訳で
話しかけるかどうか迷う理由は別にある

嫌がられないか、迷惑がられないか

裏を返せば
喜ばれるか、有り難がられるか

なのであって
私は、喜ばせて感謝されたいのだ

「声をかけてくれて、どうもありがとう」
「嬉しかったし、助かったわ」

これだ!
これが得られるかどうか
確信に近いものがなければ、声をかけない

何と、浅ましい…
何と、自分勝手な…

親切心の後ろ側に潜む自己愛

自分を一度忘れて、出来る事をやっていく
そうありたいのに
理想の姿はなかなか遠い

この記事が参加している募集

今日の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?