特化することで得たこと。イラストACに学校イラストばかり3年投稿してみた結果
こんにちは。megkmit(めぐみっと)です。
この記事では、イラストACに学校で使ってもらうためのイラストやポスターを投稿し続けて感じたことや体験したことを紹介します。
ストックイラストは、短期的な利益だけを見ると制作の労力に見合わないと感じる方もいるかもしれませんが、想像の範疇を超えて素晴らしい経験につながる可能性もあるので、そこをお伝えできたらと思います!
初めましての方へ
私は美大を卒業後、企業と学校に数年ずつ勤め、現在はフリーランスのイラストレーターとして活動しています。
HPはこちら ▼
◎活動内容
子どもが大好きで、思い返せば高校生のころからずっと子どものための制作を何かしらの形で続けてきました。
そんな私がここ数年ライフワークとして取り組んでいるのが、イラストACで学校で使える素材を無料配布する活動です。
(実はこの活動に専念するために学校勤務を離職しました)
詳しくはこちらの記事で ▼
◎ストック素材の制作環境
イラストや手書きの文字は全てiPadで描いています。
簡単に持ち運べるので、気分に合わせて姿勢を変えて使えるところがお気に入り。よくやるのは、立ってキッチンカウンター上で作業すること。
使用アプリはProcreateです。
買い切りなのに、どんどん機能が充実していっている素晴らしすぎるアプリです…iPadとApplePencilを持っている全ての人に推したい。なんならProcreateを使うためにiPad等を購入しても良いと感じるほどです。
ちなみに配布している素材のデータの形式は、私の場合は先生のために作っている関係で、JPGとPNGのみです。
もしあなたが「ストックイラストを初めてみたいけれどイラレ持ってないからAiデータ作れないしな…」と感じている場合は、Aiデータを必要としていない属性の人に向けて制作するのも良いかもしれません。
学校に特化して制作を続けた結果
◎イラストACの現状(2023.12)
活動を初めてから、もうすぐ3年が経とうとしています。
2023年の12月現在のイラストACの状況は以下の通り。
・登録枚数:約730枚
・DL数:約20万5千
・ファン数:約3000人
1番人気のイラスト ▼
*思いがけず叶ったこと①出版
(株)学陽書房さまから出版のお話をいただいたのは、活動を始めて1年が経ったころです。ACで配布している素材の活用方法や掲示のアイデアなどを、インスタグラムでも発信していたところお声がけいただきました。
私は離任式(学校から去る先生が全校に挨拶をする式)で、「先生のお仕事からは離れますが、先生方やみんな(子どもたち)のためにこれからも精一杯自分ができることを続けます」と宣言したので、本という形で活動の継続を証明できることになり、とても嬉しかったです。
著書の詳細はこちらの記事で ▼
*思いがけず叶ったこと②クライアントワーク
学校で使ってもらうためのイラストの制作と発信を続けた結果、これまでに
教育・健康・福祉・メンタルetc.関連のお仕事をいただくことができました。まさに私が携わりたかったジャンルのお仕事で、描きたいものを描き続けてきて良かった〜!と思っています。
最近では、難聴に関するリーフレットの制作や近視についての書籍の挿絵などをご依頼いただきました。当事者の思いや専門資料を拝見する貴重な機会をいただけたことで、視野が広がり、成長できている実感があります。知識を増やし、技術を磨き、制作を通じて誰かのお役に立てることがとても嬉しいです。
*思いがけず叶ったこと③出張授業
先日、横浜市神大寺小学校の特別支援級に呼んでいただき、イラストレーターの仕事についてお話しをさせていただきました。授業の後半では子どもたち・先生方・保護者の方とワークショップを行い、みんなでひとつのすごろくを作りました。(許可をいただき、ご紹介しています)
子どもが好き、子どものために働きたい!を突き詰めた結果、リアルで子供達と触れ合える機会がほぼなくなってしまったので、呼んでいただけてとても嬉しかったです。もうすぐ届くと聞いている、子どもたちからのお礼のお手紙を心待ちにする日々を過ごしています。
最後に
この記事では、私がイラストACに学校イラストを投稿し続けた結果得られた経験についてお届けしました。
専門性や興味関心を突き詰めていくと、想像を超えた面白い経験ができることがわかったので、これからも自分のスキに素直に制作を続けたいと思います☺️
アドベントカレンダー企画は、まだまだ続きます!他の方の記事もぜひお楽しみください。
サポートを頂けたら、学校などで子どものために使えるイラストを制作したり、ノウハウをシェアしたりしてお返しします!