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鬼滅の刃の真の学び〜煉獄杏寿郎にみるリーダー力〜

鬼滅の刃の凄さや奥深さについてはもう私が書き綴る事はないくらいに既に語り尽くされている事だとは思うのだが…
この漫画の凄さというか奥深さというか
改めて感じるのは、
真に学べる事が多い漫画であるというところである。
主人公の人間力、正義感、感受性の高さ
感動を呼ぶシーンの数々など挙げればキリがないが
私が1番素晴らしいと感じる部分は
煉獄杏寿郎を始めとする、柱のリーダー力の高さである。
どこのシーンでそれが垣間見えるかと言うと
鬼滅の刃の映画「無限列車編」
(アニメ版だと遊郭編2-5 前へ)の
無限列車全体が鬼と同化し、乗客が魔の手に落ちようとする最中で必死に炭治郎が孤軍奮闘して居るとやがて仲間が目を覚まして加勢に加わって
遂に炎柱 煉獄杏寿郎が目を覚ますシーンである。
私はこのシーン、短い部分であるが
このワンシーンに非常に優れたリーダー力を垣間見て感動し、この文章を書き連ねている。

煉獄「ここまで来るまでにかなり細かく斬撃を入れてきたが、余裕は無い。手短に話す」
「この帰社は8両編成だ。オレは後方5両を守る。
残りの3両は黄色い少年と竈門妹が守る。」
「君と井之頭少年はその3両に注意しつつ鬼の首を探せ」

このシーンまで煉獄杏寿郎は不覚にも鬼の術中にはまり、睡眠の深海に堕ちているのだが
目が覚めるや否や、瞬時に最悪の状況を把握して理解し、自分の力量と仲間の力量を見極めつつも
最悪の状況が更に悪化しないように策を考えて更に解決に向けてのその時出せる最適解を導き出して最速で炭治郎にコーチングを果たしてまたすぐに最前線の火事場に戻り鬼の魔の手から5両分の乗客の命を守るのだ。
コマにして4コマ分、おそらく10〜15秒くらいの限られた時間の中で簡素で手短に分かりやすく
ここまでの事をやって退けてしまうのだ。

このアニメの中ではそこまでクローズアップされるシーンではないが私はこのワンシーンの中に
現代社会で物凄く重要かつ、お手本とするべきリーダー像が詰まっていると思う。
最悪の状況に陥ってもそこから形勢を逆転させる手立てを冷静かつ素早く瞬時に導き出し、
自分の能力値もしっかり把握した上でどこまでのの働きが出来るのか、そして
仲間にも的確かつシンプルに分かり易く説明し
最後にはやらせるだけでは無く自ら前線で身を粉にして働く姿勢も見せ、新人よりも倍の成果を挙げるというこれ以上ない理想像だ。
こんな事を学べるアニメというのもなかなか無いので鬼滅の刃というアニメの奥深さ、
そしてこの後出てくる柱達がいかなるリーダー像を見せつけてくれるのか
今後も楽しみにしながら鬼滅の刃に学ぶリーダー像を吸収していきたいものである。

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