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新刊の装丁メモ

ケータイだと指が大変なので、PCで書いてます。

ケータイで見る方はちょっと見づらいかもしれないですが、ご容赦いただけますと幸いです。

さてさて、来ました~! 新刊です。

このお話を思いついたのは春ごろでした。(多分)ネームし始めたのが5月から、6月から原稿……だった気がします。待ちに待った……という感じです。

と言うわけで、備忘録&どなたかの参考になればと思い、仕様など細かめに書きます。

●基本仕様
サイズ:A5
ページ数:42ページ(モノクロ36ページ+カラー6ページ)
背幅:3.8mm
綴じ方:無線綴じ、右綴じ

●表紙仕様
用紙:シェルルックN_ツインスノー180kg
印刷方法:RGB再現性重視(印刷代10%割り増し)
加工:グロスPP
箔押し:ウォーターセレクト(透明)

●本文仕様(遊び紙含む)
用紙:キンマリSW_110kg
印刷方法:マット感優先
遊び紙:クラシコトレーシング うす青

●カラー本文
用紙:雷鳥コートN_110kg
印刷方法:CMYK印刷(RGB入稿)


印刷所さんはSTARBOOKSさんです。

初めて使わせていただいたのですが、まず対応が丁寧で早い!(モノクロ本文差し替えた記事でも書きましたが) これは本当に助かりました。お問合せのメールを入れたら、返信は翌日なのが普通だと思っていたので、すぐに帰って来た時は嬉しかったです。

あと自分が驚いたのは……表紙・本文ともに印刷方法が選べることと、用紙の種類の多さ。

表紙の印刷方法は選べる所もあるんですが、ごく少数な気がします。ましてや、本文に至っては本当に少ないです。オンデマンド印刷では特に珍しいかと思います。(オフセット印刷だと選べる所もありますが、オンデマンド印刷だと選べないという悲しい経験は何度かしました……)

仕様で書いた通り、表紙の印刷方法はRGB再現性重視にしました。今回は海がテーマでして、必然的に青系の色が多く、CYMK印刷に不安があったんですよね。あと、肌色が薄くてそれも少し気にしていたんです。というより、まず始めに目につく表紙が実物と違うなんて興が冷めてしまう……! と思って選びました。本当に選んで正解でした。

今回はカラーページもありまして、実験も兼ねてこちらはCYMK印刷にしています。でも全然表紙と遜色ないです! すごい……!

モノクロ本文はマット印刷にしたのですが、これ……すごい……! あのインクのテカテカ感がないです。トーンの部分のグラデーションがすんごく綺麗! 私はトーンを削る表現を多用するのですが、削った箇所の印刷がきれいすぎて感動しました! そこが一番嬉しかったかも。

用紙に関しては、他の印刷所さんだと季節のフェアでやっと出てくるような用紙も常備されていたり、期間限定の用紙でも、初めて見るものばかりでテンションが上がりましたよ~。楽しいですね。

反省点があるとするなら、箔押しに関してでしょうか。

私の描いた表紙の色が白、水色、薄い赤~と、総じて薄い色だったので心配で、HPの箔見本で白い用紙でも綺麗な虹色が確認できたので選んだのですが、下が薄い色味だとやっぱり箔が見辛いかな? という印象でした。透明の箔を使うときは思い切って濃いめの色合いの表紙を作った方が良いかもしれないですね。 

興味のない方&私の自CPを知らない方には申し訳ないのですが、少し本のお話をします。

今回の本は海が大事な要素になっています。(耳タコ!だよ!)

そして、この本ではCPの2人は海の中でさまよっている(?)イメージで描いていまして、「読んでいただく方にも海の中に入ってほしい!」という思いを込めています。その為、表紙は海! 全開です。そして、遊び紙は青色のトレーシングペーパーで、本文の1ページ目が透けるようにしています。ここ、地味にこだわりました。伝わるかわからないけれど……。

はい、閑話休題。

とにもかくにも、印刷所さんには本当に感謝・感謝です。ありがとうございました! また本作りたいな!

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