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2016年 夏、青春18きっぷ初挑戦の話。

冬と夏の一定期間、(基本)JR普通列車5日(もしくは5人で)全国乗り放題。

初めて使った区間は夏休みに東京~福岡。わりと過酷な旅だけどなぜ18きっぷという選択肢を取ったのかというと、

①飛行機は空港が博多駅に近いのは感動したけどもう何回か搭乗経験があるので他を試したい。
②新幹線は前半は富士山、海、京都とか姫路城見れたりとかはいいけど後半が山ばっかりで飽きる。
③バスは夜行バスだと景色見れないので本当に寝るしかない。
④自家用車は、山口県エリアの高速道路が急カーブ&急こう配が多すぎて運転が怖い。

などの理由で一度は体験してもいいんじゃないかと思ってチャレンジしてみた。

ただ、ちょっと観光したいところもあったのでワガママ旅みたいになってしまった。
一応テーマは10000円以内。なので新幹線ワープも予算内だったらOK、間に合う範囲で途中下車もOK。

18きっぷを使うまでは18歳とか学生じゃないといけないと思っていたけど、そんなことは全然なく駅でとても手軽に購入できた。

ネットでいろいろ調べると東京始発でいくと最大で小倉にまでしかいけないということを知った。それより先まで行きたい人は”ながら”を使うか”新幹線ワープ”がおススメらしい。

ちなみに2016年に住んでいた場所が東京駅より北側にあったので東京駅始発プランが使えず、”ながら”を使うことにした。

玄人は日付が変わる地点の小田原で18きっぷをスタートさせ”ながら”に乗り、早朝大垣より西へ進むらしい。なのでまず地元駅から小田原駅へ。東京から小田原駅へは小田急線のほうが電車賃が安かったので小田急線で行った。新宿発の電車は普通に満員電車でくたびれた。

夜の小田原駅で軽い朝ごはんを購入、時間が余ったので駅前をうろうろした。真っ暗で小田原城はよく分らなかった。

深夜小田原駅で”ムーンライトながら”に乗る。”ながら”はJRの普通列車のグリーン車みたいな造り。夜じゅう電気がつけっぱなしだが持参したアイマスクと耳栓をして途切れ途切れながらも2~3時間は寝れた。外が明るくなり始めたなぁと気づいたのが愛知県熱田あたりだったので小田原で買った朝ごはんを席で食べて”ながら”の終点、大垣で降りた。

大垣駅って初めて降りるから乗り換えとか分からないなぁと思っていたけど西へ行く民族大移動みたいな感じの流れがあったので、いい感じに流されて無事乗り換えは出来た。米原でも同じような民族大移動に身を任せて乗り換え成功。

米原から大阪京都方面の新快速は都市圏を行く列車なので車両数も多い。なので民族大移動感が薄まり、その後はこのような大移動感はなかった。だいたいの人は18きっぷで東京から関西圏までしか行かないのかもしれない。

途中姫路駅で姫路城の写真を撮りたかったのでいったん乗ってきた電車を降りて写真を撮ったのち相生駅へと向かう。相生駅は18きっぷ西へ行く勢のザ・ボトルネック地点と言われているだけあって、空白の時間が長かった。なので途中下車の旅風に改札を出てちょっと外を散策、コンビニで軽食を買ったりして時間をつぶした。

その後岡山で四国行きの電車の写真を撮ったりしたのち乗り換え(四国行ったことないからなんか新鮮で。)、福山で途中下車をして福山城を見物。その後再び電車にのって広島駅。広島駅で本場アンデルセン(本店までは行ってないけど)のパンを購入して新山口駅まで新幹線ワープ。本当は岩国~柳井付近までの景色が一番綺麗なエリアなんだけど、鈍行だと約3時間。5000円しない課金でそれが40分になるので利用した。新幹線は早いけどこの区間はほぼトンネルなので海の景色さんにはリベンジを誓った。

新山口駅から下関駅はとても穏やかな田んぼがずっと続いて一番眠いエリアだった。下関で関門海峡を越える電車に乗った時には謎の達成感があった。門司駅で乗り換えて門司港駅に寄った。門司港レトロをさらっと観光、渡ってきた本州のほうを眺めたのち再び電車に乗って博多方面へ。目的の駅には夜8時頃着。

初めての18きっぷ旅は大満足に終わった。

ちなみに第二回以降は、
福岡から大阪までを鈍行で大阪泊。大阪から関東までを鈍行。
東京から夜行バスで大阪まで行ったのち、早朝発で大阪から福岡を鈍行というパターン。

これからは関東から北方面でも利用してみたい。

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