ホエイプロテインについて

ようやく、暑さも和らぎ、朝は涼しいくらいの季節になりました。
(今週は30℃こえる日もあるようですけど)

高コレステロール血症対策の記事で、
”ホエイプロテイン”についてふれたことがありました。

今朝、通勤中にスマホを見ていたら、
ヤフーニュースにもあったのですが、
次、開いたら二度とアクセスできませんでした(よくある)。

少し前の論文ですが、
ホエイプロテインの効能についてです。

2型糖尿病におけるホエイプロテインプレロードのインクレチン、インスリン分泌促進およびグルコース低下効果:無作為化臨床試験。
Diabetologia. 2014 Sep;57(9)

目的・仮説 : タンパク質摂取はグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)の分泌を刺激することが知られていることから、ホエイタンパク質前負荷によりGLP-1の分泌を促進し、そのインスリン刺激性/β細胞刺激活性を利用することで、2型糖尿病において有益な血糖降下作用が得られるかもしれないという仮説を立てた。
方法: コントロール良好な2型糖尿病患者15人を対象とした。これらの参加者は、250mlの水に50gの乳清またはプラセボ(250mlの水)を摂取した後、病院内で標準化された高血糖指数の朝食を摂った。試験の主要評価項目は、食事摂取後30分間のグルコース、インタクトGLP-1およびインスリンの血漿中濃度であった。
結果:各群15人の患者を分析した。その結果、食後180分の全期間において、ホエイ前負荷後のグルコース値は28%減少し、初期および後期の両期間において一様に減少した。インスリンとC-ペプチドの反応は、乳清前負荷でともに有意に高くなった(それぞれ105%と43%)。特に、初期のインスリン応答は、ホエイ負荷で96%増加した。同様に、総GLP-1(tGLP-1)およびインタクトGLP-1(iGLP-1)レベルも、ホエイ前負荷により有意に高くなった(それぞれ141%および298%)。
結論/解釈:2型糖尿病患者において、高血糖指数の朝食の直前にホエイタンパク質を摂取すると、食前および食後のインスリン分泌が増加し、tGLP-1およびiGLP-1の反応が増強され、食後血糖値が低下した。したがって、ホエイ蛋白質は、2型糖尿病における糖低下戦略を強化するための新たなアプローチとなり得る。

朝食前にホエイプロテインを50g摂取すると、
血糖値やら、インスリンやら、GLP-1などに良い影響があるようです。

GLP-1については、
過去記事”GLP-1ダイエットについて”で、
触れていますが、
食事をとると小腸から分泌され、
インスリンの分泌を促進する働きをもつホルモンをインクレチンといいます。インクレチンには2種類あり、GIP (グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド) とGLP-1 (グルカゴン様ペプチド-1) があります。

GLP-1には、やせる作用があるそうです。

ホエイプロテインは、
朝食前に飲むのが効果的なようです。
50g飲むのは厳しいかも?

私も、
最近、朝1回、ホエイプロテインを飲み始めてから、
若干体重落ちた気がします。
(個人の感想ですけど。)









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