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単一な作業にセンス、ひかる。

「成功するYouTuberの共通点は、皆過去に工場での仕事経験がある。」

へぇー、とこのコメントに食いついた。

先日、オンライン大学ZEN大学の発表会の実況を聞いていたら、ひろゆきさんが「以前UUUMの社長さんと話した時に、成功するYouTuberの共通点として、工場での仕事をしたことがあるってのを聞きましたよ。」とのコメントがあった。

それを受けた高橋さんも、「あー編集作業か。」
と納得。

どうも、動画の編集作業はいわゆる同じことを繰り返す単純作業のようで、これを苦痛なくこなせるかどうか、そして継続できるかどうかというのは結構才能によるものらしい。

なんとなく、この「単純作業を続けられる」能力が注目されるのっていいと思う。というのも、このスキルって仕事だけでなく勉強や育児なんかにも役にたつスキルだと私は思うから。

どこか、noteといったブロガーにもこの要素は必要かもとも思う。毎日毎日コツコツと積み上げられるかどうかはこういった発信系のものには避けては通れない作業になるから。

なぜ、私がこのコメントに食いついたか。それは紛れもなく私自身が「単純作業が平気な方」であるし、その単純作業に明け暮れた学生時代を後悔していたから。でも今回自分の後悔していた部分に対して何かしらの意味が見出されたみたいで、自分としてはハッピーな気持ちになったから、かなと思う。

学生時代、勉強も疎かにバイトに明け暮れた時期がある。時給の高い派遣スタイルのアルバイトを選んだ。なので、食品加工ラインの盛り付けや運送会社でコンテナの荷物をひたすらパレットに詰め直すというまさに単純作業を何個もこなしてきた。当時、全く苦痛に感じなかった私は確かに変なヤツだったのだろう。そこに疑問も感じなかったし、他方で強みとも思わなかった。

そう思えば、今社会人になってもエクセルでひたすら数字を整えたり、チェックしたりという単純作業が苦にならない。

何となくその作業に没頭するあまり、周りが見えなくなる感覚を得る。そしてその作業が終わると自分なりにのささやかな達成感を得られる。

今回、ひろゆきさんのコメントを聞いて、なるほどこの単純作業を難なくこなすのはセンスなんだと思えたのはなんだか嬉しかった。なぜなら、単純作業が得意なことなんて会社では全く評価されない。むしろ、そんな仕事ばかりやっていたら昇進昇格は出来ない、という指摘を受ける。だから、「これも立派なセンス」という見方ができるのっていいなぁと思った。

(あー、早い段階でこのセンスに気がついていれば、今頃自分もYouTuberで成功していたかもな…)

という甘い考えは慎もうと、最後にはしっかりと自分に釘を刺しておきたい。

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