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にんげん色々 | 本能の4タイプ

社会生物本能の4タイプは私にとって結構役にたつツールだ。

これを知って、自分自身のモチベーションがどういったところにあるのかを掴めるようになったし、いわゆる苦手な人とのコミュニケーションについて、ただ噛み合わないというぼやっとしたところから、コミュニケーションのツボが自分と違うのだ、という違いに気付くことが出来た。

ああ、この人にとっては「誰かの役に立つ」ということよりも「自分で決められる」ということの方が大事なんだとか、「理路整然としていること」が大事と言ったように。

こういったコミュニケーションの違和感を「不快」ではなく「違い」として捉えられると自分としては幾分か気持ちが楽になった。

前は無理に相手に合わせようとしてその無理がたたって疲れてしまっていた。そうじゃなくて、この人は欲求ポイントが私とは違う、だから話す内容を調整すればいい、という方法を知れた。ここが大きかった。

これは岡田斗司夫さんが提唱する人間の欲求特性を定量的に分類する手法。提唱者もおっしゃっている通り、これは自己分析よりも他人の欲求パターンを掴むことで円滑なコミュニケーションを図るためのツールとして用いる方が効果が高い、とのこと。

まあ小学生のころから血液型分析とか、どうぶつ占いとか、そういった類のものを比較的信じるタイプの私なので、この手のツールは好きな方だ。

コーチングなどでも4つの分野に分けて自分の特徴を分析したりする手法がある。コントローラー、プロモーター、アナライザー、サポータータイプか、といった感じ。

先日、オランダ人の同僚とふとマネジメントの手法について話していたら、彼の前職の会社ではマネジメントになる前にその素質や傾向を判断するためにこれに似た判断テストを受けるのだそう。Color Code Personality Profileというもの。

「赤は支配力が高いよね」とか「黄色は賞賛がモチベーションだよね」とか私が知っている4パターン分析と照らし合わせて話していると大体概念としては似ているものだと理解した。要はこの概念は日本人に限らず万国共通で使えるものなのかな、と思った。

4 personality testの場合は4つのうちどれか1つの型にはめる、というものではなく各色ごとにパーセンテージも出して自分のモチベーションの傾向を捉えるようだ。

本能の4タイプ分析、これはまさに自分そして他人の傾向をざっくり捉えるための便利ツールだ。もっと社会に広まるといいな、と思う。小学生のころの「あなたの血液型は?」「A型」「ああ、だから几帳面なんだね」といったように、社会人は「あなたは何タイプ」なんていう会話から始められると、会話も構えずにスタートできるんじゃないかな。


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