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お金はおまけだ | 『漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則』

最近、ちょっと本を定価で買いすぎていたので、unlimitedでなんかいいのないかな、と探していた中で気になった一冊。

サクッと読めた割に楽しめる内容。

大富豪の教え、とかめちゃくちゃ怪しいじゃあないですか。それでも気になるお金のこと。

まぁ、書いてあることはとってもベーシックで至極当然のことが書いてある。

なのに何故かほんのちょっとだけ仕事に向き合う姿勢が変わったというか、

「腐ってる場合じゃないな、目の前の仕事に一生懸命取り組もう」

という気持ちになれた一冊でした。

どこがよかったのか。自分にとっては奴隷のところでハッとさせられました。

昔々の話を舞台にしているため、奴隷という設定が用いられている。要は、仕事を放棄して無気力になった人間は奴隷となり、自我を失うという世界を改めて意識することができた。

主人公が借金まみれとなってしまい、生きる気力を失い、もうどうでもいいと人生を投げやりになってしまう。

もう借金なんて返せなくていい
自分の人生どうなったっていい
ただ奴隷として一生生きていけばいい

そんなふうに思っていた時に、その奴隷主から自分もかつては奴隷だった頃の話が展開される。

そこで語られる働く意味。
それは自分がこの世の中で生きていくために受けた恩を返すため。
生きるための支援をしてくれた人
知恵を授けてくれた人
自分は今まで一人で生きてきた訳ではないこと。その人たちに自分なりにできることで恩返しをすること。
それが働く・お金を稼ぐ意味である、というような意味合いと受け取った。

また、このストーリーの中で出てくる言葉

奴隷に甘んじている…

言い換えれば、誰かの言いなりに身を任せる、受け身な姿勢

これこそが奴隷になってしまう要因なんだ、と本書は説く。

人は流されやすいもの。だからこそ自分は自分らしくありたい、こうありたい、こんなことがやりたいという意志をもって物事に取り組む姿勢を持っていれば必ず道は拓けるんだ、という展開でこの章は締めくくられている。

まぁ今書き出していても、ありきたりなストーリー展開なんだけれど、この本のテーマである
100年経っても揺るがない原理原則、というものがいかにシンプルなものか、ということを改めて思い知る機会となりました。

最近、やる気出ないなぁ、と感じる方にほんのちょっとだけやる気をくれる本でした。

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