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日記
かなり前に友達に宛てて書いた手紙を、ここに書いて、僕のnoteの始まりとします。
慎吾ちゃんへ。
暦の上に冬が立ちながら、背中にダラダラ汗をかいています。
体温の寒暖差は体の免疫を弱めるので
くれぐれも体調にはお気をつけ下さい。
昨日、京都は出町柳の鴨川沿いでカップルが身を寄せ合い暖をとっていました。川沿いに並ぶ二人の横顔、その見つめる先には二人の将来を映し出すような曇りのない青空が映し出されていました。
これから鴨川来るたびに今日のことを思い出し、時間の流れを共有するのでしょう。今日も鴨川の流れは穏やかです。
鴨川を一人で渡りました。等間隔で並ぶ飛び石には亀やマンタの形をした物があります。しかし、飛び移るにはある程度の身体能力を有します。そのため、普通の飛び石のみで渡ることができるルートが用意されています。だがしかし男たるもの冒険家でなければなりません。一つ二つの軽快に飛び移り、亀の飛び石にもひょいと飛び移りました。そしてまた一つと飛び石に飛び移ろうとしたところ、亀に足を引っ掛けられ、飛び移ろうとした先の石に覆い被さるように静かにこけてしまいました。飛び石についた手がいつもより痛むのは寒さのせいかもしれません。遠くから笑い声が聞こえてきます。今日も鴨川の流れは穏やかです。
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