見出し画像

【日記】幸せな地獄 7/1.2

誰かにとっての天国は、誰かにとっての地獄かもしれない。
そんな言葉が深く刺さる。
自分は世間から見ればまぁ普通か少し上、くらいの恵まれ度だと思っているが、今の自分が真に幸せであるかは分からない。
いかんせん思うのは、自分の周りのほとんどの人が自分より恵まれている、あるいは優れているのは地獄と言えるのではないか。

塾バイトの経験から辛いのは授業でも生徒とのコミュニケーションでもなく、塾という形式ばったコミュニティに属していることだとわかった。
年上(立場上)の人とのコミュニケーションは困難である。 
本当にバイトで月6万やら8万やら稼いでいる人のことを尊敬していると同時に自分に対しての嫌悪感で気分が悪くなる。
ここ最近不安でたまらない理由は、自分はたくさんのコミュニティに属しているようで、実はどこのコミュニティにも属していないのではないかという疑念が生まれたことだと気づいた。
このような人間は依存体質になりやすいのかもしれない。
自分の全てをあげるから、その代わり相手も全てを差し出して欲しいと思ってしまう。
常にギブアンドテイクとか損切りとか、そういう部分だけ嫌に理論的な部分がある。
一人が好きなんじゃなくて、常に心の中には誰かの存在を必要としてるタイプで、ぼっちでいることは耐えられない。
ただどれだけ思案を巡らせても、それを人に伝えることは難しい。
人にはかなりポジティブでメンタルが強くて、楽観的な人間だと思われていると思うが、それは自分が自分にメンタルが強いと言い聞かせることで豆腐メンタルにメッキをしているだけである。
人とコミュニケーションをしている間は辛いことから目を背けることができる。
だから自分はコミュニケーションを求めているし、必要とされることを望んでいる。
だから一人でいると余計なことばかり考える。
一人の度合いで言えば受験期の方が高かったはずなのに、今の方がしんどい理由は2つある。 
一つは、幸せを知った自分はそれを失うことが怖くて怖くて仕方がないということ。
普遍であるはずもない今にしがみついて、それがいつまで続くのかばかり考えている。
ただ、自分の空虚なプライドや自衛心がその終わるかもしれない幸せに疑問を投げかけてくる。
その疑問から目を背け続けている現状が怖い。
2つ目は、明確な目標とそれを実行する手段がないということ。
受験には合格という目標があって、その達成度は点数という明確な指標で表せていたが、今は目標も無数にあり、手段も無限にある。
なのに、何もできていない自分が本当に嫌いだ。
自分は常に今の自分の幸せの1.5倍くらいの幸せを求め続けるような気がして、一生真の幸せにはたどり着けないということを恐れている。
自分が幸せになるには周りの人の大半よりも幸せである必要があるから、かなりハードルが高い。
結局高すぎる理想と、自分と周り、理想との乖離に悩んでいるということだと思う。
こんな状態だからこそ自分は創作物にはありったけのハッピーエンドを求めるし、読後の爽快感を意識している。
「だから僕は音楽を辞めた」の歌詞にこんなフレーズがある。
といってフレーズを出す予定だったが、1節を切り抜くことは出来ず歌詞全体に強い共感を覚えていたことに気づいた。

心の中に一つ線を引いても…の部分
正しいか〜あんたのせいだ、まで

自分の中で思っていることをそのまま人に伝えることは不可能に近いことだと思っている。  
だから何かしらの形に残しておかねば、と思う。
作品にも無意識のうちにどこか自分の考えが盛り込まれているから、作品のイメージカラーは青であることが多い。
というか青以外ない。
自分が意識している爽快感の部分の青と無意識のうちに漏れ出る悲壮感の青が混ざって、それが評価されたらなぁなどと思う。
言葉にしているとだいぶ気持ちが落ち着いてきたので、ここらで一旦筆(指)を置こう。
この日記には自分の精神の安定剤のような役割もある。
誰かに話すのは難しいことは未来の自分に託そう。
あれ、ほんとに日記かこれ。

最近あった嬉しいことは、ほぼ初めて自分の作品を深い所まで読み込んでくれた人が現れたことと、夏の撮影の日程が決まったこと。
がむしゃらに頑張って辛いことを忘れていこう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?