自己紹介を通して自分を知る
以前のように自由に出かけたり人に会ったりが難しくなって、もう一年以上。
それに伴って、「はじめまして」でじっくりとお互いについて話すことが減っていたことに気が付きました。
いろいろなワークショップやセミナーなどがオンラインで行われるようになって、グループセッションで少人数で話す機会はあっても、自己紹介は軽くする程度のものが多く、いつもお決まりのひとことふたこと。
直接会場に集まってのイベントでいつも楽しみにしていた、休憩時間や終了後に他の参加者さんとお話しする機会もオンラインではあまりなく、残念に思っていました。お話ししたいなぁと思っても、連日画面に向かうことの多い生活では、休憩時間や終了後にまでオンラインでお話しする気にはなかなかなれなくて。
でも最近、長期の研修を受けることが多かったり、人前でお話させていただく機会が増えたりして、久しぶりにじっくりと自己紹介をする機会が何度かありました。
そこで気が付いたこと。
自己紹介をする度に、今の自分についてより知れる、ということ。
自分の中の、自分についてのアップデート。
私の場合は、デザイン、遊び、遊具や公園、こども、ミュージアム、教育、心理学、セラピーに関するワークショップやセミナーに参加することが多いので、内容によって自己紹介の重点も変わってきます。
出身地、現在住んでいるところ、家族構成、勉強してきた内容、お仕事の経験、趣味、今取り組んでいることや力を入れていること、今後の目標や夢。。。
受ける研修の方向性や、お互いの興味、お話しさせていただく内容によって、自分のこれまでの人生から切り取った、その場に合った「今の自分」について話す。
先週の研修では話さなかった、この分野での経験。
先月お話しさせていただいたときにはまだなかった考えや実践例。
先々月のワークショップでは話したけれど、今の自分にとってはそれほど重要ではなくなったこと。
去年から進めていたプロジェクトで、ほとんど進展していないものや、新しい展開があったもの。
興味があって最近始めたこと。
などなど、「これまでの自分」のどこをどう切り取って、「今の自分」をどの言葉でどう表そうか、考えることによって、自分についてよりよく知れる。
この部分は進んだなぁ。
この辺、止まってるなぁ。
今、自分にとってこれが大事なんだ。
なんていう、自分の中の動きにも気が付きます。
新しい一歩のために履歴書を書き直すのにも少し似ているけど、それほど堅くなくて、自由で楽しい。自分のことを話すのはとっても苦手だったけど、これも練習あるのみ。
新しい出会いがあって、自己紹介することで「今の自分」としっかり向き合う。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、おもしろい気づきでした。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?