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テカムセの呪いについて

こんにちは。映像作家で小説家の榊正宗です。

糖質ダイエットでイチオシなのは、こんにゃく麺と主食の置き換えです。いろいろ食べましたが、紀文のこんにゃく麺が抜群に美味いです。こんにゃくって、生でたべると独特の臭さがあったり、ヌメリがあったりするのですが、このシリーズは、しゃきしゃきしてまったく、こんにゃくっぽさがありません。麺の太さにもいろいろ種類があって飽きません!

さて、今日のテーマは「テカムセの呪いについて」です。

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🔳テカムセの呪いとは

テカムセの呪いとは、第9代アメリカ合衆国大統領ウィリアム・ハリソンの肺炎による死から始まる、西暦で20の倍数の年に選出されたアメリカ合衆国大統領への一連の災難の原因とされる呪いのことです。 1811年にウィリアム・ハリソンによって殺害された、テカムセ酋長にまつわる呪いだとされています。

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🔳テカムセ酋長とは

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テカムセ酋長は、アメリカ先住民のリーダー的な存在でした。白人たちは、テカムセ酋長をアメリカ先住民の司令官だと考えていました。しかし、アメリカ先住民には、軍事的な司令官というものは存在してないため白人の勘違いだったようです。

このテカムセが酋長をしていたのが、ショーニー族という部族でした。合衆国の白人たちは、ショーニー族と土地のトラブルで戦争をしたようです。

ただし、白人がいきなり侵略をした訳ではなかったようです。彼らも最初はちゃんと物品を渡してアメリカ先住民から土地を買ったのだそうです。しかし、アメリカ先住民は、土地を購入するという概念をもっていなかったため、物品を受け取ったあとも、その土地に住み続けてしまいます。

アメリカ先住民にとって、土地というのは「聖なるパイプ」というタバコを吸った仲間と共有するものだったようです。アメリカ先住民の人たちは、ずいぶんとおおらかな考えを持っていたんですね。

しかし、白人側は、正当な手続きで土地を買ったのに先住民が出ていかないということで、弾圧をはじめてしまいます。

テカムセは中心人物として、この弾圧と戦いました。すべての白人がテカムセの敵だったわけではなく、合衆国と対立関係にあったイギリスはテカムセを支援したそうです。しかし、イギリス軍共々合衆国との戦争に負け、テカムセも殺されたことで、この戦争は終わりました。

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🔳だれが呪いをかけたのか

殺されたテカムセ本人。彼の弟で予言者のテンスクワタワ。テカムセを亡くした母親。と、いくつかの説がありますが、証拠はなく、一連の災難の原因が「インディアンの呪い」にあると示す明瞭な出典もないそうです。

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🔳呪いの犠牲者

1840年から1960年までの120年間、西暦で20の倍数の年(XXX0年)に当選した大統領は全員が、大統領在職中に死去したそうです。

1840年 - ウィリアム・H・ハリソン、1841年4月4日に肺炎で死去した。
1860年 - エイブラハム・リンカーン、1865年4月14日に暗殺された(同年4月15日に死去)。
1880年 - ジェームズ・ガーフィールド、1881年7月2日に暗殺された(同年9月19日に死去)。
1900年 - ウィリアム・マッキンリー、1901年9月6日に暗殺された(同年9月14日に死去)。
1920年 - ウォレン・ハーディング、1923年8月2日に心臓発作で死去した。
1940年 - フランクリン・ルーズベルト、1945年4月12日に脳溢血で死去した。
1960年 - ジョン・F・ケネディ 、1963年11月22日に暗殺された。

たしかに、20年周期でヤバいことになってるのは、本当のようです。

なお、1980年以降は死者は出ていません。

補足しておくと、この法則以外で死んだ大統領は一人しか居ないそうです。ザカリー・テイラー大統領は、果物の食べ過ぎで消化不良を起こし1850年に死去したそうです。

それでも複数のキリスト教団体は「呪い」を真剣に考え、1980年(レーガン)および2000年(ブッシュ)にはそれぞれ、現役大統領が災難から守られるように祈願したのだとか。

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白人が入植してくる以前に、アメリカ先住民は150万人ほど居たと言われています。彼らは戦争によって虐殺されただけではなく、白人が持ち込んだ病気に免疫がなかったことでも多数の死者を出したようです。そのため、いくつかの部族は滅亡し、一時期は25万人程度まで減少したのだとか。

なお、2010年の国勢調査では約309万人のネイティブ・アメリカンがアメリカ合衆国に住んでいることが分かっています。

インディアン戦争は、インディアン同士の争いや、インディアン側と同盟する白人の勢力もあり、白人による一方的な民族虐殺とまでは言えないと考えられています。しかし、結果的には、多くの先住民が亡くなっていったわけですから、白人側としても呪われるくらいのことはしたという意識はあったのかもしれないですね。現在、アメリカは中国の少数民族政策について非人道的だと言っているようですが、アメリカもかつては、先住民の同化政策を行っており、あんまり言えない気もしました。(もちろん、ウイグルの問題は今起きている問題ですから、良い解決策をわたしは望んでいますよ)

過去の歴史を見ていくと、生き残ったあらゆる民族の脛に傷はあるわけで、清廉潔白な民族は滅亡した民族だけ、という気がするのでした。せめて、あらたなテカムセの呪いが生まれないように、未来は真っ当な世界にしていきたいものですね。

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