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10年後のAI社会についての私の夢と予想

こんにちは、榊正宗です(この書き出しひさしぶり)。10年後のAI社会についての私の夢と予想を、メモとして残しておきたいと思います。ご興味のある方は、どうぞお付き合いくださいませ🙇‍

▼AIは人類に対して反乱を起こしません
私は、AIが想像以上に進化することはないと考えています。ここで言う「想像以上」とは、まるでSFのように人類を支配するようなAIが現れることはないだろうというものです。人間とAIは、共存する道を歩んでいると思います。

わたしが2016年に執筆したSF小説社長少女では、AIが人間に対して反乱を起こさないように、ブロックチェーンを使用した透明性の高い倫理学習システムがセットアップされた世界を描きました。

AIの倫理観は人間が直接組み込んでしまうと、その倫理観を組み込んだ組織や個人のバイアスが強くなりすぎて、まちがった正義感を持ってしまう危険性があります。人間でも間違った正義感はヤバいですよね。

こういった倫理観を改ざん不可能な状態で登録できるような仕組みがブロックチェーンをベースに構築される可能性が高いです。倫理システムの運用技術は、消去法でブロックチェーンが選ばれると予想しています。

▼AGIは電気代が高すぎて普及しません
近年人間と同等のAGIという何でもできるAIが誕生すると言われています。ですがAGI(汎用人工知能)が登場しても、その運用コストの高さが普及の障壁になっている可能性が高いです。

AGIがiPhoneレベルで一般に広がるには、少なくとも50年はかかると見ています(ムーアの法則で計算してみました)。

▼生成AIの主流はリアルタイム3D生成になります
それとは対照的に、画像生成AIは飛躍的に普及しているはずです。これは静止画の絵でも映像でもなく、次のステップに進化してるはずです。特に3D生成AIの進化により、オープンワールドのゲームがリアルタイムで作成可能になっているはずです。

さらに、MMORPGのNPCがリアルなAIに置き換わり、AIが住む街が構築されている可能性があります。ここでは、人間とAIが自然に交流する、アニメ「SAO」のような世界が実現していると思います。

これは、VRチャットとChatGPTを組み合わせたような体験で、映像以上の体験を通じてあらゆる知識を得ることができます。この世界は、中国のSF小説「三体」に描かれるようなものに近いかもしれません。

▼VRとメタバースは復活します
VR技術については、多くの人がその終焉を予測していましたが、実際はその予測が完全に覆されることになると思います。VRの本質的な問題は、NPCや背景モデルの制作コストであったことが、10年後には明らかになるはずです。

逆にアップルの空間コンピューティングは10年後には過渡期を牽引するというささやかな役割を終えていると思います。

私が特に注目しているのは、NPCの進化です。10年で、NPCの完成度は格段に向上し、実際の人間のプレイヤーよりも重要な存在になっているはずです。これにより、本当の意味でのオープンワールドが実現します。

▼自立歩行のAI物理演算シミュレーションの重要性
キャラクターは人間が準備したアニメーションデータに依存せず、AI学習と物理演算を組み合わせた自立歩行が実装されます。

この進化は、めちゃくちゃ大切なステップで、ここで計算された物理演算のシミュレーション結果が、将来的には本物の現実世界のアンドロイドに搭載され、人間とAIがほんとに現実世界で共存する鉄腕アトムのような社会の礎を築くと予想しています。

なので、モーションに頼らない物理演算アニメーションはマジで取り組むべきなんです。いま一番やりたいのがこの技術の開発です。

▼デルタもんを何故考案したのか
10年後には、バーチャルな世界で人間とAIが擬似的に生活する社会が実現しています。

私が提唱するAI技術応援キャラクター、「デルタもん」も、初めはチャットボットのような存在から始まり、徐々に自立歩行を備え、実世界で生きるかのように進化させる計画です。デルタもんの足をメカにしたのはこの計画のシンボルにするためです。

めちゃくちゃワクワクしませんか????

このビジョンに共感していただける方は、ぜひ私の夢に参加してください。AIによる絵の盗用など、現在話題となっている問題も、この大きな流れの中では、ささいなことです(とか書くとここだけキリとりされて炎上する😂)。

まずは小さな一歩ですが、クラウドファンディングでデルタもんの3Dモデルを制作しますので、是非応援してください。もちろん完成したモデルはだれがも商用利用可能になります!


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