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テロメアについて
こんにちは。映像作家で小説家の榊正宗です。
今日は久しぶりに出張で静岡県の浜松市に行ってきました。
浜松といえば、さわやかのハンバーグ!ダイエット中なのでライス無しで頂きました!このハンバーグ、牛肉100%なので、すこし赤身がのこったレアな焼き加減で、めちゃくちゃ肉の味がします。
さて、今日のテーマは「テロメアについて」です。テロメアって名前は聞いたことがありましたが、ちゃんと調べたことがありませんでした。なんだか寿命に関係するそうですが、実際はどうなんでしょう。
🔳テロメアとは
生き物の細胞には染色体という遺伝子を記憶した構造体が存在します。その末端にあるのがテロメアです。
末端の塩基配列には不足があり、テロメアがその不足を補っていると考えられています。しかし、このテロメア、細胞分裂するたびに、だんだん短くなってしまうことが分かっています。
一定以下の短さになると、細胞分裂できなくなり、細胞は寿命を迎えます。細胞の寿命はそのまま、その生物の死につながります。
このテロメアを延長するのがテロメラーゼです。もし、テロメラーゼをコントロールできれば不老不死になるのではないかと考えられています。
🔳テロメラーゼ
テロメラーゼは、真核生物等のテロメアを伸ばす酵素です。テロメラーゼが活性化していない細胞は、細胞分裂するとテロメアが短くなるため、ヘイフリック限界と呼ばれる細胞分裂の停止が起きて細胞は死んでしまいます。テロメラーゼは、真核生物だけでなく、ヒトの生殖細胞・幹細胞・ガン細胞などでもみられ、それらの細胞が分裂を継続できる性質に関与しているそうです。
皮肉なことですが、がん細胞はテロメラーゼの働きで、テロメアが短くなることはなく、不死化細胞と呼ばれています。通常の細胞は、体の不調によりテロメアが短くなると考えられていますが、がん細胞はテロメラーゼの働きで、無限に増殖します。もちろん、がん細胞だけ増えても生きられませんので、生命活動は停止して死に至ります。なんだか、酷い話ですよね。
🔳ヘイフリック限界
細胞の分裂回数の限界のこと。テロメアの短縮により、細胞分裂は限界を迎えることが分かっています。単細胞生物などでは、テロメラーゼの働きで、無限に細胞分裂ができるものがいます。しかし、人の通常細胞では、テロメラーゼ酵素が働かずに、徐々にテロメアが短くなり、死に至ります。
🔳ウェルナー症候群
ウェルナー症候群とは、早老症とも呼ばれ、若くして老化がおきる病気です。ウェルナー症候群ではウェルナーヘリカーゼが変異しているため、テロメア長の欠落を招きやすく、からだの老化がはやく進んでしまうと考えられます。
細胞分裂がとまる理由はテロメアだけではないと言われていますが、テロメアが寿命に深く関与しているのは間違いないようです。テロメアやテロメラーゼの働きに関する研究が進めば、人はもっと長生きできるようになるかもしれないですね。
🔳テロメラーゼが活性化している生き物
ロブスターは、テロメラーゼの働きでヘイフリック限界が起きない不老の生き物なのだそうです。記録では140年以上生きた個体が発見されています。上記写真の2倍くらいの大きさだったそうです。
不老生物ロブスターの最大の不幸は、美味しすぎたことだと言われています。不老であっても不死ではありませんから、人に食べられて数は減っているようです。
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