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レッドパージについて

こんにちは。CGクリエイターで小説家の榊正宗です。

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今日もモリモリ、ダイエットおやつを食べています!

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さて、今日のテーマは、レッドパージ(赤狩り)についてです。

最近、手塚治虫の奇子を読んで、ちょっと気になったテーマです。当時、どうして、共産主義は目の敵にされていたのでしょうか? そのあたりも調べてみたいと思います。

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🔳レッドパージとはなにか?

レッドパージは、連合国軍占領下の日本において、GHQのダグラス・マッカーサーによる共産党員の公職追放の影響で、公務員や民間企業で共産党支持者を解雇したことを言います。1万を超える人々が失職したそうです。「赤狩り」とも呼ばれていました。

いろいろと過激な対立もあったようですが、基本的には、共産党支持者をGHQ主導で解雇したというのが、その主体となっています。

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🔳なぜ、レッドパージは起きたのか?

第二次世界大戦が終わって、GHQによる日本の民主化が始まります。結果的に、戦中は弾圧されていた共産党員が開放されたことで、労働運動が過激し、大規模なデモやストライキが発生するようになってしまいました。

中国における毛沢東勢力の拡大が日本にも影響することを恐れたアメリカの一部の勢力は、共産主義を弾圧する方針に切り替わったそうです。ですが、これは、民主主義における自由とは違う方向にいってしまったので、「逆コース」と呼ばれています。

このGHQ内部の変化が、レッドパージを加速させたと考えられています。

同時期に、アメリカでも赤狩り(共産党の弾圧)は行われていました。ジョセフ・マッカーシー上院議員の名前をとって、マッカーシズムと呼ばれたりします。なお、アメリカでは赤狩りをレッドパージとは呼ばないそうです。(今回はこちらは掘り下げません)この題材をテーマに、『赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD』という作品を、山本おさむ先生が書かれています。(読んだこと無いので読んでみようと思います)

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🔳レッドパージの結末

「GHQの指示による超憲法的な措置で解雇や免職は有効」として原告敗訴となり、以降の関連訴訟の判決の判例となったそうです。

つまり、解雇された共産党の支持者(と言われた人たち)は裁判に負けたという事になります。まあ、なんというか、GHQの指示は憲法以上に絶対だったわけですね。

レッドパージが良いことだったと言うわけではなく、日本政府を相手にした裁判だったので、日本政府に責任は無いという判決になったわけです。

調べたところ、2013年が最後の裁判だったようです。その後、レッドパージされた原告も100歳を越えて亡くなっているので、今後もう裁判は無いと思われます。

超憲法的な措置って言われたら、憲法下の日本の法律では裁けませんよね。GHQも解体されていますので、今はもうどうしようもない訳ですね。

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🔳マルクス主義との関係

少し気になったのですが、なぜ、共産主義は西側諸国において弾圧の対象になったのでしょうか。冷戦が原因と言えばそれまでですが、そもそも、なぜ共産主義は西側と相容れない思想なのでしょうか。また、なぜ彼ら共産主義者は、当時過激な活動をしたのでしょうか。その答えは、マルクス主義の唯物史観の中にある気がします。

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マルクスは唯物史観において、資本家と労働者が対立し、革命が起きることを予言していました。

すごく省略して結論を言うと、未来を逆算して「革命が起きるぞ!」という思想が広まったら、現在の支配層は困りますよね。資本主義は、民主主義とセットだと考えられていたので、その両方を採用している西側諸国の支配者にとっては、唯物史観を信じる労働者は弾圧すべき敵になったわけですね。

逆に、唯物史観を信じていた共産党員も、革命によって理想郷である共産主義社会が訪れると明示されていた訳ですから、躊躇なく過激な行動に走ったのだと思います。

マルクスやエンゲルスは、資本主義を科学的に分析しただけなのですが、思想としては過激な対立を生む火種になってしまったわけですね。

現在では、マルクス主義による共産主義への移行は失敗したと考えられており、中国も共産主義とは程遠い、社会主義市場経済に移行していますよね。逆に、西側諸国では、ケインズ経済学を元にした、国家の財政政策で市場経済をある程度コントロールしていたりしますので、自由だけが持て囃されている訳でもないようです。
(今回、かなり極端に省略しています。マルクス主義等の経済学については、今日はこのくらいにしておきます)

今日はレッドパージについて調べてみました。マルクス主義に踏み込んで考察していくときりがないので、説明は少なめとなっていますがご容赦下さい。また機会がありましたら調べてみたいと思います。もし、何か考えるきっかけになりましたら幸いです。ポチッと💗マークお願いします。

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