【行きたいホテル】 インターコンチネンタル・リヨン
ホテルに泊まるために生きていると言っても過言ではない私が、延々と長くなる一方の”泊まりたいホテルリスト”の中からとりわけ惹かれているホテルをご紹介。
Inter Continental Lyon - Hotel Dieu（2019年開業）
ホテルが生まれた歴史を紐解いていくと、十字軍の遠征や聖地巡礼に辿りつきますよね。旅は今より過酷で、寝泊まり以上に医療機関としての役割を担っていたという。（日本の参勤交代とかお伊勢参りみたいでなんか親近感😊）
インターコンチネンタルホテルとしてオープンしたのは2019年と最近ですが、建物自体ができたのは12世紀。旅をする聖職者が寝泊まりしたり、修道士と教皇が面会したりするために造られた宗教的建造物だったそう。医師が駐在するようになって、今でいう病院のような施設になっていき、なんと2010年まで医療機関として機能していたんですって！
世界遺産になっている、手を加えるのも怖すぎる建物に4年もの歳月をかけて手を加えて生まれ変わらせたのは、歴史的建造物アーキテクト（そんなのあるんだ！）のディディエ・レペリンさんという人✨
建築のこと門外漢だけど、宮大工的建築家みたいな感じかな？日本もヨーロッパ同様、世界遺産やら国宝やらがたくさんあるから、大工といえども建築・宗教・歴史なんかを幅広く学ぶらしいですが、歴史的建造物アーキテクトもそういう知識なくして貴重な遺産に手をつけられないよね。
インタコができたのは、この歴史的な大改造のときだから、内装は真新しい✨（と言っても、すでに開業から2年が経過してしまっているけど・・）
もちろん泊まってみたいけど、ル・ドームというバー（↓ココ）でお茶するだけだっていい🥺
こんな歴史的価値のある建物の中で、素晴らしいドーム天井を眺めながらのお紅茶が10€しないで飲めるなんて！
ホテルの起源ともいわれる遺産が800年の時を経て現代のホテルに生まれ変わる✨ 12世紀に建てられた当初を過ごした聖職者や、医療機関を利用して癒された人々、そんな年輪のつまった建物を再構築する建築家たちの想いなんかを想像しながら、私もこの地にちっちゃな足跡を残したいな〜😌
・トップの写真は公式サイトのものを利用しています
新たな視点がもてたり、世界が広がったり、楽しい気持ちになりますように・・✨