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著名建築家ホテル⑥ ONE@Tokyo

ホテルに泊まるために生きていると言っても過言ではない私が考えるホテルの魅力。もちろん第一はホスピタリティですが、それと双璧を成すのが建築ではないでしょうか。

ということで、泊まれる建築作品をまとめています。

ONE@Tokyo(2017年開業/2022年リオープン)

建築に興味がない人でもその名を知っているほどに有名な時の人、隈研吾さんが外観とデザインを監修されたホテル。気になりつつも行けずにいたら、いつの間にかクローズしていた💦

と思ったら、アゴーラホスピタリティの傘下になって復活。運営者は変わったけど、アゴーラホテルにリブランドすることもなくホテルの名前はそのまま。まだ新しいということもあってリニューアルも特になくリオープンだったんじゃないかな?

選んだのは、最もリーズナブルなスタンダードセミダブル14平米。久しぶりにこの広さの客室に泊まったけど、想像以上に広く感じる!覚悟していたせいもあるかもしれないけど、渋谷のシークエンスなんかと比較しても断然広く感じる!

シャワーブースの目の前がトイレなんだけど、引き戸はまとめて閉めるミニマル仕様(シャワーブースの扉は別でちゃんと密閉できる)。サイトの客室説明でも「ミニマルで無駄のない、機能性を重視した」と言っているけど、本当に最低限

ケトルやアメニティは一見すると壁にしか見えないところに収納されているんだけど、隈研吾さんお得意の木材を多用した有機的な(個の集合体っぽいような)デザイン✨ これ見た目だけじゃなくて、うまく空間をナナメに使うことで収納スペースと客室スペースのトレードオフを見事に実現✨

とても14平米とは思えないのは、そういう工夫がちりばめられているからというのもあるけど、ベッドが置いてあるところの天井がすごく高い!本来だったら隠すはずのダクト的なものかな?がむき出しになっているけど、それすらオシャレに見えてくる。

見て!右側の普通の天井高の5割増し!

以前はカフェとして営業していたレセプション横のエリアは宿泊者がいつでも飲み物を飲める(無料)ラウンジスペースになっていて、客室の三角デスク(トップの写真右側の)で長時間PC作業をするのは厳しそうだな・・と思っていたからちょうど良かった。

いかにも隈研吾さん!な外観は、工業地帯だった土地柄を反映して下町の工業風木組みがコンセプトらしいんだけど、これも見た目のオシャレだけかと思いきや、実際にカフェで作業をしてみると、この木組みが程よい目隠しになって道ゆく人の視線が気にならずに集中できる✨ すごいですね、建築家って本当に細部まで計算するんですね🥺

2時間だけ開放される屋上のルーフトップは”空の森”をコンセプトにデザインされていて、スカイツリーが目の前にどぉーん!思わず「うわぁ」と声が出ちゃう。ちょっと高いところ&外&近距離から眺めるスカイツリーもいいね👍

外観だけで満足してたけど、泊まってみて初めて真髄に触れられたホテルだった気がする✨ リブランドをキッカケに泊まってみて本当に良かった!やっぱり寝てみて判断しなきゃ、ですね😉


・トップの写真は公式サイトのものを利用しています

新たな視点がもてたり、世界が広がったり、楽しい気持ちになりますように・・✨