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著名建築家ホテル④ ホテルロイヤルクラシック大阪

ホテルに泊まるために生きていると言っても過言ではない私が思うホテルの魅力。第一はホスピタリティですが、それと双璧を成すのが建築ではないでしょうか。

ということで、泊まれる建築作品をまとめています。

ホテルロイヤルクラシック大阪(2019年開業)

ただただ凄い外観✨ 村野藤吾さん設計の大阪新歌舞伎座をいったん取り壊して、復元したうえで上層階にホテルを。隈研吾さんの作品ということです。

失礼でおこがましいことを承知で、恐れながら申し上げます。私はホテルになった新建築のほうが好き!(これを言うの正直怖いけど)もちろん元の建物ありきでホテルになっているんだけど、上層のビルがあることでこんなに下層が引き立つものなの!と感激しました。対比の効果でしょうか。

元祖の新歌舞伎座があった頃、何度か建物の前を通ったことがあるはずなのにほとんど記憶していなくて💦(ただただ私が美しい建造物に対して盲目だっただけの可能性大)

このあたりは難波神社とか難波八阪神社とか、唐破風の意匠はいわば見慣れた風景というのかな。もちろん、それを幾重にも繰り返す波のように用いているからこそのユニークさではあるんだけろうけど、そこまで斬新に感じることはなかったんだと思う(主観です!)。

ところが!上にギュイーンと伸びたビル、その高さを強調するかのルーバー(アルミフィンだそうですが)模様!なんだろ、なんだろ、なにがここまで違うんだろう!下層部が元祖オリジナルより際立って感じられるんですっ🤩

チェックインしたあと昔の写真を見せてもらいましたが、目を凝らして見比べても違いが全然分からない😳 保全じゃなくてオール復元だなんて!もはや、それがどのくらい壮絶なことなのか想像すらできない。

何度もいうけど、私は建築の門外漢。隈研吾さんと村野藤吾さんの関係性も全く知らないし、どんな風に思っていたかも、なぁんにも知りません。でもなんか、元の建物を超えたいというより引き立てたいと思っているような・・私はそんなふうに受け取りました。

外観だけで語りすぎてしまったけど、なんとホテルのコンセプトはホテル&ミュージアム!館内にはアート作品が100点以上展示されているそう✨ お部屋には目録が置かれているので、目録片手にアート巡りをするのもいいよね。「数千万円クラスの作品もさりげなく飾っている」んですって〜🤩

ちょうど宿泊したフロアのエレベーターホールにあったガラス作品が気に入ったので、何度も眺めてはため息。光を反射してとっても美しい!

いちばん気に入った作品(この立体感うまく伝わるかな?)

もうね、客室の今治タオル気持ちよかった✨とか、開業から3年近くが経つのに客室ほぼほぼ真新しくて快適だった✨とか、窓が東向きで朝の陽の光が気持ちいい✨とか、地下鉄および地下街が直結していてロビーもエントランスも通らずスタバに行けちゃう✨とか、数多の細かい素敵ポイントに言及してるヒマがない!

部屋にあった書籍「今、評価され続けているアジアのアート ¥7200」第3章がめちゃくちゃ面白くて、こんな高い本をじっくり読めただけでも元が取れそうって思ったのに、結局メルカリで購入しちゃったっていう🤣(でも出会いに感謝✨)

建物だけなら外から見るのがいちばんだし、1〜2階のアート作品はレストラン利用でも見ることができるから、立ち寄りもオススメですよ〜!


・トップの写真は公式サイトのものを利用しています

新たな視点がもてたり、世界が広がったり、楽しい気持ちになりますように・・✨