【CL2021愛知エクストラ】エネエネボンバーパーフェクション
こんにちは、メガちく(@megachikuwapan)と申します。
ご覧頂きありがとうございます。
この投稿では先日開催されたCL2021愛知大会オープンリーグ(エクストラレギュレーション)にて使用したデッキの構築記事を書いていこうと思います。
全文無料でお読みいただけます。
よろしくおねがいします。
1.デッキリスト
こちらが当日使用したデッキリストです。
コンセプトは、
後攻1ターン目(取れなければ先攻2ターン目)から「マルマインGX」の特性を「メタモン」に使用し、TAG TEAMのカードを特性で重ね強力な技で盤面を制圧する。
となっております。
大会当日2週間ほど前から原案があり、他のデッキを研究しつつも逃げの選択肢として取ってありました。
・調整中であった他のデッキの完成度不足。(主観)
・後1が望ましいが先2「ミラクルマジカルGX」でも十分に強力なこと。
・相手が誰であれ簡単に勝てる確率が高い。
などの理由から実際に使用するに至りました。
成績は5勝2敗 44位
あと一歩のところではありましたが予選敗退。
目標としていた入賞には届かなかったもののプロモカードの入手は達成できたので結果としてはギリギリ耐えました。
2.各種採用理由・解説
ここからは全カードの採用理由をリスト順に書かせていただきます。
縦に長く読みづらくなってしまうと思うので画像は貼りませんが、大事なテキストはわかるように記述します。
ポケモン
・ミュウツー&ミュウGX 2
このデッキのメインアタッカー
後述するメタモンの都合上早めに引いても嬉しくないカード。
最悪、現物のTAG TEAMで技を打つこともできるので最低限の枚数での採用。
・サーナイト&ニンフィアGX 2
このデッキにおいて一番使う技である「ミラクルマジカルGX」の持ち主。
追加効果ありで使用すると相手の手札をすべて山札に戻させる。
一度GX技を使ったあとの「カレイドストーム」でアタッカーを二面作る動きも強力。
・ガブリアス&ギラティナGX 1
相手の盤面にポケモンが二匹しか並ばなかった、並ばないデッキならばそのまま勝利することができるGX技を持つ。
かなり魅力的に見えたが、振り返ってみると採用優先度は低めだったかもしれない。
・オーロット&ヨノワールGX 1
「ナイトウォッチャー」で「ミラクルマジカルGX」後も継続的に相手の手札を戻すことができる。
対「ミュウツー&ミュウGX」戦においては一方的に弱点をつくことができるが、「マルマインGX」がサイドを与えてから動く都合上初めから使っても強い技ではない。
「マルマインGX」を2回爆破させる、サイドを先行させるなどして「N」を絡めて使用するのがいい。
・キングドラGX 1
1つ目の技である「ハイドロポンプ」
自分についている水エネルギーの数×50+10 と、このデッキで作る「ミュウツー&ミュウGX」が使う非GX技ではおそらくプール内最強。デメリットもなし。
「カレイドストーム」、「ナイトウォッチャー」の打点は150
一般的に採用されている「デデンネGX」や「クロバットV」を壁にされつつトップ解決の猶予ターンを与えることを嫌ったので採用。
TAG TEAMのカードですら一撃で倒せるため、受けを許さずサイドを取り進めれるがエネルギーが一体に集中するため慎重に使う必要はあり。
・ビリリダマ 2
純粋にHPが一番高く、マヒ技を有している「ビリリダマ」。それだけ。
・マルマインGX 2
このデッキのエンジン。
特性「エネエネボンバー」でトラッシュからエネルギーをGX・EX以外に5枚貼ることができる。手貼りと合わせて6エネを集めて各種GX技を使う。
基本的に「ミツル」を使って進化させる。
・メタモン 2
特性「へんしん」で手札からたねポケモンを重ねることができる。
「マルマインGX」の特性がTAG TEAMを対象にできないため、このカードを経由する必要がある。
このギミックを「ドータクン」で組む構築のほうが多かった気がするが、デッキスペースの都合上メタモン型で構築した。
ドータクン型の方が要求枚数は一枚多いが、TAG TEAMをいつでも置けたりそれぞれのカードを使うタイミングが広く、回しやすい気がする。
・デデンネGX 2
特性「デデチェンジ」、展開に不可欠で確実に使いたいため2枚の採用。
・クロバットV 2
「デデンネGX」と同じ理由。先攻で動かす場合次のターンと合わせて2回使える方を優先して使おう。
・カプ・テテフGX 1
後述する「ミツル」を早めに使えないとデッキ内の「マルマインGX」をすべて引いてしまうケースが有るためボールからアクセスでき、使用できるタイミングを増やすため採用。
・コロトックV 1
ボールの採用枚数は多く、「デデンネGX」や「クロバットV」でパーツが揃わなかったときに最後の希望として使用する。
実際にはそんなに使わなかった。けどMVP。詳しくはマッチアップにて。
・タマタマ 1
特性「ぞうしょく」でトラッシュにあるこのカードを手札に加えることができる。
1ターンに1回と書いてあるが、非公開領域に移動することでリセットされるらしいので無限。
「バトルコンプレッサー」や各種ボールとのシナジーが抜群にいい。
このカードが入ったデッキを使ってから他のデッキでボールを使うとコストの重さにびっくりする。
グッズ
・クイックボール 4
「キングドラGX」、「マルマインGX」以外のすべてのポケモンをサーチできる。
ドローにもつながるので最大枚数採用。
・ハイパーボール 4
すべてのポケモンをサーチできる。ほんとスタンにほしい。
コストは2枚と重く見えるが前述した「タマタマ」で軽減できる。
他にもポケモンを持ってくるカードは存在するが、エネルギーやわざマシンをトラッシュに送る都合上これら2種が一番このデッキに適している。
・トレーナーズポスト 4
山札を上から4枚見て「トレーナーズポスト」以外の好きなトレーナーズを手札に加えることができる。
デッキの半分弱のカードを探すことができる。
基本的には「バトルコンプレッサー」を探すが不確定なカードなのでプレイ順はよく考える必要がある。
このカードが強くなく負けた試合もあったので考える必要がありそう。
・バトルコンプレッサー(フレア団ギア) 4
山札から好きなカードを3枚までトラッシュすることができる、というカードゲームを遊べば遊ぶほどその強さがわかるカード。
このカードが初手にあるだけでデッキの回りやすさが劇的に変わる。
このカードを使えないまま使用する「デデチェンジ」、「ナイトアセット」は信用できない。というくらい大事なカード。
コンボのルート上エネルギーをトラッシュに送る必要もあるし、その時々で不要なカードをトラッシュすることができる。
・じてんしゃ 3
手札が4枚になるまでカードを引けるグッズ。
当初この枠には「ダートじてんしゃ」を採用していた。
どんな状況であれ山札を二枚見ることができるためこちらのほうが強力だと思っていたが、ボールを多く採用しているため「じてんしゃ」で1枚ドロー、や使えない、といったシーンはあまりなくこちらを採用するに至った。
基本的には別の受け(ボールなど)を持ちながら使ったほうがいい。
・バトルサーチャー 2
トラッシュのサポートを手札に加えられるため、「バトルコンプレッサー」、「クイックボール」などと一緒に抱えているとすぐに「ミツル」を使うことができる。
盤面を制圧するために「グズマ」を拾う場合などを考えつつ、手札で止まるカードにはなりがちなので2枚の採用。
・あなぬけのヒモ 2
強力な特性を持った「ソーナンス」や「カビゴン」の前でも展開できるように採用。「コロトックV」をバトル場に出したり、相手の手札を無くし展開力を弱める都合上、擬似的に「グズマ」のような動きを作ることもでき重宝した。
・かるいし 1
いれかえ用の札をすべて「あなぬけのヒモ」にしてしまうと「グズマ」を使う場合など不都合が生じるためこのカードも1枚採用している。
いれかえ札の総数は3枚位が一番丁度良く感じた。
・レスキュータンカ 1
「マルマインGX」や「メタモン」に重ねるためのカードを引きすぎてしまったときのために採用。
それらの心配が無ければ「バトルコンプレッサー」と合わせてポケモンを持ってくることも可能。
・パソコン通信(ACE SPEC) 1
デッキに1枚のACE SPEC枠、好きなカードを持ってこられる「パソコン通信」を採用。
よく使われる表現を借りるなれば、すべてのカードの採用枚数を1枚増やせる
といったところだろうか。
サポート・スタジアム
・ミツル 2
出したばかりのポケモンや初めの番でもサーチして進化させる珍しいカード。
後攻1ターン目から「マルマインGX」の動きを可能にするサポート。
コンボパーツなので2枚採用。
正直このデッキのコンボパーツは2積みが多く、よく2落ちせずに走りきったなとは思う。このデッキが使用されない理由の一つではあると思う。
・N 1
先攻でゲームを行う場合は「ビリリダマ」を置けていれば「ミツル」が必須ではなくなるため展開に使うことができる。
復帰された際や「マルマインGX」を余分に爆破させて使ったりもする。
・グズマ 1
相手のベンチを呼ぶことができ、驚異となるポケモンの処理を早めることができる。
デッキの性質上サポートが手札に詰まると困るので、それぞれ必要最低限の枚数採用している。
・スカイフィールド 2
たねポケモンが多く入っているので展開中に引いたカードを並べて、「ナイトアセット」や「じてんしゃ」のドローを強化することができる。
サポートと同じく1ターンに1枚しか使えないが「サイレントラボ」や「無人発電所」を解決する札になるので2枚の採用。
エネルギー
・プリズムエネルギー 4
たねポケモンについているかぎりすべてのタイプのエネルギー1個分として働く。
ドータクン型ならこの枠は「レインボーエネルギー」を採用すると思う。
「バトルコンプレッサー」でトラッシュする場合、「タマタマ」もトラッシュすることができるならこちらを先にトラッシュしたほうが選択肢が広がる。
・オーロラエネルギー 4
同じくすべてのタイプのエネルギー1個分として働くカード。
コストは「タマタマ」で踏み倒したりしなかったり。
不採用カード
・ゴニョニョ
後攻1ターン目のみトレーナーズをロックする技を使える。
盤面の形成を2ターンかけて行えるようにするカード。
「ドータクン」のトランス型であれば貼ったエネも無駄にならないが、メタモン型の場合2ターンとも手貼りをする必要があったりバトル場とのいれかえの問題や、「バトルコンプレッサー」でエネルギーを十分に落とせなくなったりノイズになるだろうと見送った。
その代わりに「じてんしゃ」などを採用し1ターンでカードが揃うような構築を目指した。
・ドーミラー、ドータクン
度々登場している彼ら(?)だが枠の都合上見送った。
おそらくではあるが、メタモンを利用するよりドータクンを利用した方が回しやすいとは思う。
・サイレントラボ
「ザシアンV」の特性を止められるが逆に他のデッキに貼られた場合に自分のスタジアムカードが回答にならないのと、「パーフェクション」を使う都合上見送った。
・アローラベトベトン
枠、要求の観点から採用していない。置ければ勿論強い。
前述した「サイレントラボ」と合わせての話になるが、「ミラクルマジカルGX」を使った次の相手の番は手札が1枚になっているため「クイックボール」や「ハイパーボール」は基本的に解決札にならない。そのためすぐに展開される可能性は低く、その間に「ハイドロポンプ」などでアドバンテージの差をつけるよう構築しているため、たねポケモンの特性に対してはすこし甘くなっている。
そのせいもあり「ザシアンV」が採用されているデッキとのマッチでロックが十分に決まらず負けてしまっているので改善すべきではある。
3.当日のマッチアップ
じゃんけんはすべて勝ったほうが後攻を選択していました。
・1戦目 不戦勝
試合数が少なく勝利数が重視されるので単純に運が良かったです。
まわりをざっと見てメタ読みもそこまで外れていなかったことには安心しました。
・2戦目 ダークMM 先 負け
「マニューラGX」を採用した悪デッキに「次元の谷」、「ミュウツー&ミュウGX」、「オンバーンGX」が入っているデッキ。
後1「ディストーション」に備えられておらず覚悟しましたが入れ替え札が揃わずそのままターンが返ってきます。
しかし「トレーナーズポスト」で全然ボールに触れず。その後何も引かずに負けてしまいました。
・3戦目 レッドパーフェクション 先 勝ち
相手の後1「デデチェンジ」で後ろが並ばなかったので「ジージーエンドGX」でそのまま勝ち。
・4戦目 3神ザシアン 先 負け
先攻で「ビリリダマ」は並べるも、「かるいし」付きの「ザシアンV」という最強生物、「バトルサーチャー」の受けとなるトラッシュのサポート、比較的軽い要求で攻撃できる「クチートGX」とすべて準備され、何もはまらずに負けてしまいました。
「マルマインGX」を2回起爆するならこの試合だったなと後で反省しました。
・5戦目 パーフェクション 後 勝ち
先攻で「デデンネGX」前、1エネ付き「ミュウツー&ミュウGX」、「クロバットV」で番が来ます。
自分の「ミュウツー&ミュウGX」で「ミラクルマジカルGX」を使用した場合弱点で倒されるリスクはありますが、逆にこちらの処理速度を早めることもできます。
相手のトラッシュにわざマシンは落ちていなかったので「サーナイト&ニンフィアGX」ではなく「ミュウツー&ミュウGX」で技を使用します。
「デデンネGX」を倒し「クロバットV」が出てきます。
何も引いてこなかったようなので「あなぬけのヒモ」で「ミュウツー&ミュウGX」を呼び出し「カレイドストーム」でエネを2体のポケモンに分散しそのまま勝ちました。
・6戦目 カラマネロVMAX 先 勝ち
相手の後攻から「ゲンガー&ミミッキュGX」の「ホラーハウスGX」で動きが止まります。そのまま番を返すと「アローラベトベトン」を置かれながら前が倒されます。
「メタモン」の特性が止まるため一見詰んでいますが、ここでまだアタッカーが残されていることに気が付きます。
「エネエネボンバー」で「クロバットV」と「コロトックV」を作り「N」を使いつつ「ポルターガイスト」のケアでトレーナーズを使い「ゲンガー&ミミッキュGX」に「どくのキバ」で攻撃します。
相手のデッキも「マルマインGX」でエネルギーを用意するデッキでしたが場に「ビリリダマ」がおらずベンチが埋まっているため準備ができません。
盤面に「かるいし」が多く出ていたので受け回されますが、「デデンネGX」を壁にしてきたタイミングで「コロトックV」の「シザークロス」、コインが表でサイドから「グズマ」を回収できました。
そのまま後ろを呼びつつサイドを取り進め勝利することができました。
途中で気がついたので諦めないで本当に良かったです。
それと同時に自分のアドリブ力にかなり自信がつきました。
「コロトックV」がMVPの所以です。
・7戦目 ゲコゾロ 後 勝ち
先攻でポケモンが3体並んだため「ミラクルマジカルGX」を目指します。
しかし、割と早めの段階で要求が揃いそうにないと判断し2ターン目に技を打つことを目指しました。
前の「カプ・テテフGX」が倒されずに番が帰ってきます。
そして「ミラクルマジカルGX」、返しに「ゲッコウガ&ゾロアークGX」の「あくのはどう」で120ダメージを受けますが「ハイドロポンプ」で処理します。
ラストターンでも何も引かれなかったためそのまま勝利することができました。
4.反省など
振り返ってみるとかなり危ない試合も多かったため、本当にこの日は幸運でした。しかし、その幸運をさらに使いこなせたかも、と思うと少し悔やまれます。
僕は当たらなかったのですが、構築を共有していたプレイヤーはミラーが多かったとのことなので、それらの対策が甘かったり見直すべきマッチアップが多かったのも事実です。
それと同時に似たタイプのデッキでも採用されているカードが違ったり、後で驚くことも多くここ数週間でこのエクストラレギュレーションを本当に楽しむことができました。
調整仲間のヤスノリ(@pokecayasunori)にも感謝しています。
CL横浜には参加できなかったので、昨今の情勢下で開催される大型大会への参加は初めてだったのですがとてもいい経験になりました。
また、遠方からきた友人や知り合いの方々とお話できたのも本当に嬉しかったです。本当にありがとうございました。ありがとう!
と、この辺りで今回の投稿を締めくくらせていただこうと思います。
感想やいいねなどいただけると本当に嬉しいです。
内容がよかったらRTや共有、サポートなどぜひぜひお願いします!
頂いたサポートはプレイヤーとしての活動費に充てる予定です。
また、現在「エクストラバトルの日」が開催されています。
使用した構築や改善案など随時追加していこうと考えています、よろしくおねがいします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
メガちく
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