実践:●●さんありがとう、●●を作った××さんありがとうと「感謝の枝」をやって見た結果
そうか、一つの作品にこれだけの存在が深くかかわっていたなんて!
昨日、バターパウンドケーキを買った。
店で期間限定セールをやっており、いくつかの迷いをした挙句、購入した。
迷いとは「こんなの買ってくるんじゃないよ」
という家内の失望(脳内より生じる)だ。
賞味期限を見たところ来月まで大丈夫だったので、
「まあ、来月までにゆっくり食べればいいか」
決断し、脳内より生じる家内の失望を押し切り購入した。
車に乗っているとき、僕は思った。
「おいしいケーキありがとう……そうだ、これはもしかして」
■感謝の枝
ふっと浮かんだ。
「ケーキを販売した従業員さん、ありがとう。
ケーキを作ってくれたメーカーありがとう」
もっと深ほり出来ないか?
例えば従業員といっても
・セールス
・レジ担当
・レジ補助担当
分業している。だから従業員全員に一人ずつ感謝していく。
続いてケーキを作ったメーカーといっても、
・卵
・バター
・小麦粉
くわえて
・機械
・作業工程計画
・出荷トラック
さらに
・卵→鶏と農家とエサと飼育施設と運搬車と……
もっと分解できるだろう。
これらの存在を一つずつ意識したうえで、
「トラックさん、ありがとう、
作業工程計画者さん、ありがとう。
機械さん、ありがとう。
卵さんありがとう、卵を産んだニワトリさん、どうも。
バターさん、ありがとう。バターを生んだ牛乳さん、
牛乳の元となった牛さん、牛を育てる農家さん、ありがとう。
小麦さん、ありがとう。小麦の生産をしている世界各国ありがとう」
こんな感じで「感謝の枝」を見つけて「ありがとう」という。
僕がこう思った一つのきっかけがこちらの記事だ。
上記記事では先日自ら命を絶った津野米咲さんに対し、多くの追悼コメントを寄せられた。津野さんがもしこの声を全部直接届いていたら……まあ、人の人生はわからない。
僕たちは1割程度の「大きな声、批判の声、罵倒の声」に耳を傾けやすく、1割の「声を出すありがとう」そして8割の「声なき、黙って感謝」には耳を傾けにくい。
だからこそ「声ある+なき黙って感謝」へ積極的に耳を傾けるばかりか、声なき感謝先を意識して感謝していけば、
「自分を受け入れてくれてありがとう」と気持ちをいいほうに転がせる。
応用として「〇さん、ありがとう、〇を生んだ▲さんありがとう、
▲を作ってくれた□さんありがとう……」
感謝の枝を見つけ、頭を下げていけば、
彼らにとって僕は「声を出すor出さない感謝」になるし、
何より「ビジネスの俯瞰」も見えてくる。
僕のとなえる水理論だと海から川、川から源流そして雨と雲に向かって感謝するようなものだ。さらに声なき感謝先は地下水を示している。
ケーキ一つをとっても一人でできるのでなく、
それぞれが分担して作っている。
分担元を一つずつたどっていくと、僕がケーキを買ったお金一つで、
お金と感謝を彼らに分配していく。
結果、豊かなつながり、見えない豊かな流れ(鎖)に気づいたんだな。
気づいたってことは意識すれば全体を認識し、鎖をつなげて一つの作品を提供できるわけだ。
全体が見えれば、もしケーキをつくるにあたり、
良質な卵を求める人には業者を、
牛乳やバターなら農家、そしておいしく加工する工場を、
という形でいろいろビジネスにもつながるよなあと、
ケーキを買って仏壇にあげた後、気づかされた。
あの世にいる先祖様、まずはたんと味わって食くれ。
簡単にできると思うから、あなたもやってみてほしい。
支援していただきありがとうございます。支援は僕の作品作りを含め、子供へのお小遣いや楽しいことに貢献します。ありがとうございます