飲み物で、人をここまで感動させられるとは…。クラフトコーラという最新ジャンル。新潟発、異国への小旅行気分まで味わえる無添加スパイスの芸術品、「ラグーンコーラ」を飲んでみた!
トップノートの複雑で鮮烈なスパイスの風味から、甘やかなヴァニラが香るラストノート、ミドルノートでは、カルダモンや八角が異国情緒を醸し出す。
合成着色料・香料・保存料は一切不使用でデカフェイン。鹿児島県産の粗糖、愛媛県産レモンのレモン果汁にエスニックな各種スパイスを贅沢に使用した手作りの清涼飲料水だ。
「クラフトコーラ」という、新しいジャンルの清涼飲料水。「クラフトビール」と同じく新潟生まれの「ラグーンコーラ」は、人々の飲料の嗜好が、良い方向へ変わるきっかけになるかもしれないー。
もくじ:
1. 「クラフトコーラ」という新ジャンルとは?普通のコーラと何が違うの?2.お味は、まるで飲む芸術品。複雑で、奥深い味わいスパイスが織りなす奇跡はエキゾチックな異国への小旅行気分まで味わえる!?
3.「ラグーンコーラ」の名前の由来とは? クラフトコーラ発祥の地新潟からの発信。4.日本の、世界の飲料のこれからについて。広まってほしい、安心安全で美味しい炭酸飲料というジャンル。
1. 「クラフトコーラ」という新ジャンルとは?普通のコーラとは何が違うのか比較してみる。
「クラフトビール」「クラフトコーヒー」ならこのところメジャーになり聞いたことがあるが、 「クラフトコーラ」という言葉は初めてという方も多いのでは。
コーラといえば、
あの世界中で買える黒くて、甘くて、
スカッと爽やかな炭酸飲料水だ。 それにしても、コーラの定義とは?そもそも、何を以てコーラというのだろうか?
コーラには、かつてアフリカなどで採れるコーラの実や、コカ(コカインのコカ)が使われていたことだと言う。 しかし覚醒作用や依存性を持つこれらの成分は現在は使われず、現代は(その製造法は非公開であるものの)糖類の他に、シナモンやバニラが入っているらしい。
そして現在、コーラなどの炭酸飲料といえば、広告による大量生産大量、消費の代名詞のような原価を抑えた安価な飲料だ。大量の砂糖と、様々な香料による風味づけ。
一方、このクラフトコーラの先駆けであるラグーンコーラは、同じ炭酸飲料でも対極でそれとは正反対の丁寧な製造方法になっている。
まず少なくとも、ラグーンコーラに使われている、高価な天然スパイスは量において比較にならない。一方こちらのラグーンコーラにはグローブ、ヴァニラ、カルダモン、八角など高価な香辛料がふんだんに使われている。
合成着色料・香料・保存料は一切不使用でデカフェイン。鹿児島県産の粗糖、愛媛県産レモンのレモン果汁にエスニックな各種スパイスを贅沢に使用した手作りの清涼飲料水だ。
更に、覚醒作用という点においてもコカにある意味(試したことはないが。もちろん)相当するかもしれない。 かなり集中力が増すし、飲んでいる間不思議な高揚感がある。
2. お味は、まるで飲む芸術品。複雑で、奥深い味わいスパイスが織りなす奇跡はエキゾチックな異国への小旅行気分まで味わえる!?
色は檸檬やジンジャーなどの黄色、あるいは古代の琥珀を思わせるような、クリアでどこかクラシックなイエロー。
銀色の蓋をひねって開けると、シュワッという炭酸の心地良い音と共にジンジャーの鮮烈な香りが立ち昇る。
スパイス成分をたっぷり含んだ濃密な液体の中で、パチパチという濃密な音が心地よくはじけ続けている。
口にすると、香水のように 鮮烈なフレッシュなスパイスが香るトップノートから始まって、ミドルノートはクローブやカルダモン、シナモンなどのギリシア、中東など異国のスパイスに味わえる。唐辛子や八角の香辛料が、喉の奥をかすかな心地よく刺激する。
そして、甘いヴァニラのラストノートはプルメリアの白い花の咲く南の島の夕陽のようだ。
なおこれらの風味が現れる順番は、その時々(飲む時の温度など)で入り混じり入れ替わるようだ。
飲んでいる15分から20分の間、中東から東アジア、そして南の島へと数カ所への異国への小旅行気分が味わえる。
3.「ラグーンコーラ」の名前の由来とは? クラフトコーラ発祥の地新潟からの発信。
ラグーンという名前は、新「潟」からであろうか。今でも新潟市内には鳥屋野潟、福島潟、佐潟などが残るがかつては、もっと多く潟だらけであった。蓮や水生植物が繁茂し、白鳥やヒシクイが飛来する潟は市民の癒しの風景になっている。
米と日本酒、魚、野菜果物、発酵食品など品質の高い食材に恵まれた 新潟はクラフトビール発祥の地でもある。 そんな新潟から新たなジャンル、クラフトコーラという新たなヘルシーで美味しい清涼飲料のジャンルが生まれた。
4.日本の、世界の飲料のこれからについて。広まってほしい、安心安全な美味しい炭酸飲料というジャンル。
日本の、いやほぼ世界中の大量生産の炭酸飲料は不健康で、香料以外は同じ味というイメージだ。最も多くの人々が日常的に口にするにも関わらずである。
言わずもがな、人は日々口にする飲食物で出来ている。
この状況を省み、子供も大人も安心して美味しく楽しめる清涼飲料水というジャンルが広まっていってほしい。
数十年前からは、ファストフードからスローフードへ。地産地消の食材や調理法が見直され、発酵食品なども自家製や小ロットでゆっくりと丁寧に作られた製品が注目を集めている。
この「ラグーンコーラ」が、日常で飲まれる一般的な炭酸清涼飲料水においてもその第一歩となればと祈念する。
了
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