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夫の遺品を整理したあと、理想の家を手に入れたモダンアーティスト

11月15日は、アメリカ、モダンアートの先駆者、ジョージア・オキーフ(1887年11月15日-1986年3月6日)が生まれた日。

皆様、いつもありがとうございます✨
グリーンビューティ®研究家の青木恵と申します。

ここでは、貴族、王族、名を残した方々の生涯、成し得たことをアップしています。
聖書にある「すべて多く与えられた者は、多く求められ、多く任された者は、さらに多く要求される」(『ルカによる福音書』12章48節)をベースにしています。

先人がどのような環境で生まれ、何を学び、どんなことを残したか、そんなことを書いていけたらいいなと思っています。

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花や木、山、空、雲、動物の骨、自然を抽象的に描いた作品などで知られている。

ライフスタイル、ファッションだけでなく、被写体としてもフォトグラファーやアーティスト達から人気が高かった。

アメリカ、ウィスコンシン州出身。父はアイルランド系の農民、母はハンガリーからの移民。7人兄弟の2番目の子供であり長女だった。

マディソンで高校時代をすごした後にシカゴ美術館附属美術大学で絵画を学び、更にニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークに入学、ウィリアム・メリット・チェイスに師事。

ニューヨーク滞在中に写真家のアルフレッド・スティーグリッツに出会い、結婚。

農家出身のジョージアには、アメリカ南西部に原風景があり、1933年、46歳のときにニューメキシコの「ゴースト・ランチ」という土地に家を手に入れている。

ニューメキシコのスケール、色彩、土地がもたらす構図、そして住居環境は、彼女が作品のなかで探求していた形式への問いや抽象化へのアプローチの多くと密接に結びついていた。

オキーフが59歳の時に写真家の夫、スティーグリッツが他界。すると、3年かけて夫の遺品を整理。

オキーフは、その後、ゴーストランチに家を建て、ニューメキシコの土地と風景に魅了され、62歳にしてサンタフェの荒野アビキューに終の住処を得る。

廃墟同然の家を買い取り、彼女はその後数十年にわたり住まいに手を加え続けた。

「家のいろいろなものを手直しした。先住民族風にはしたくなかった。モダンにもしたくなかった。わたしはただ、わたしの家にしたかったのです」

家事を楽しみ、そして、経済的にも精神的にも自立したごく普通な自然体の女性だった。

歳を重ねて老婆になっても被写体としてのオキーフを求めて、多くのフォトグラファーが撮影に訪れたそう。

老衰による死去。享年98歳。

あの草間彌生も憧れ、ディオールを始めとした多くのブランドが未だにオキーフをインスパイアしたデザインを発表している。


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