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反対意見に余裕をもって対応する方法

あることに対して自分の考えを表明すると、それとは違う考えの人から反対意見をぶつけられることが増えますよね。だから考えを表明するのは面倒くさいんですが、事前にそんなものだと思っておくと意外と楽に受け止めることができます。

以前、聞くことから始めている話を書きました。

聞いた上で対策を立てて・・・も続けているんですが、聞くのは半分くらいにしてこちらの考えを強くスパッと伝えることもしなければ事が進んでいきません。そのために「自分の考えを表明すると反対意見をぶつけられることが増える」と覚悟しておくことが大事だと気づきました。「それは違うんじゃないか」と言われることが増えると想定し準備しておくと、実際に言われたときに「想像していた通り!」と余裕をもって受け止めることができます。そして、相手の考えを否定することなく対応することもできます。

余裕をもって受け止めることができると、感情が動くのを抑えることができます。「なんで分かってもらえないか?」と思いにくいので、この人にはどう返すかを冷静に考えることができます。否定せずに単なる意見として受け止めやすくなります。

フリースクールの場をこんな風に広げていきたいと話す場が増えてくると、「学校に行かなくてもいい場所を作るのはいかがなものか」「多少しんどいことがあっても学校で我慢を学ぶことは必要ではないか」「子どもが好き勝手に過ごすことを認めるのはマズいんじゃないか」「自分たちが子どもの頃の学校は厳しさがあって、あれはあれで意味があった」といったトンデモな意見が寄せられる可能性はあると思っています。そうした意見に対して1つ1つ「そうではなくて・・・」説明していくのではなく、例えば「フリースクールの場をうまく使って自分の興味のあるもの、得意なものを見つけてほしいと思っているですよね」と、返答と見せかけて自分が言いたいことを更に言っていくということも余裕があればできそうです。

もちろん何かを決めないといけないときはちゃんと議論することが必要ですが、その前のみんなの意見をテーブルに出し合う段階では、そんな感じで淡々と意見を言うだけでいいのかもしれません。否定するよりも相手には考えてもらえる可能性は高そうな気さえします。

反対意見が出てきたときに、今は議論する段階なのか、その人にはどこまで理解してもらう必要があるのか、その人との関係を考えたとき議論にどこまでの意味があるのか、よく考えて対応するのは大切なことです。そしてそんな対応をするためには感情的にならず余裕をもって対応すること。そのためには事前に「意見を表明したら反対意見は必ず出てくる」と想定(覚悟)しておくこと。これがポイントになるんでしょう。

想定さえしておけば何でもうまくいくとは思っていません。でも感情が動きにくく、多少は余裕をもって対応ができるはずです。反対意見を聞くのは正直めんどくさいですが、でも反対意見が出るのは多くの人が関心を持ってくれている証拠でもあるし、自分が表明した意見に意味がある証拠でもあります。反対意見を喜ぶくらいの心の余裕が持てるようになるといいよなーと思っています。

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