見出し画像

相手に合わせてアプローチを変えるために意見を聞くことから始める

何か新しいことを始め、理解者を増やしていきたいとときに、がむしゃらにぶつかっていくだけではうまくいかないと学んでいる真っ最中です。地域を舞台にしたフリースクールを作ろうとしていて、いろんな人に賛同してもらい協力してもらう必要があるんですが、フリースクールに対する思いが人によって様々で、それらの思いを無視して進めてもうまくいきそうにありません。いろんな思いに合わせて説明をしたり対応したりしなければ、自分たちがやりたいことを理解してもらうのは難しそうなので、誰がどんな思いを持っているのかを掴むためにいろんな人に自分の思いを話すようにしています。

以前は何の策もなしに自分の意見を真正面からぶつけ、強引に相手の意見を変えようとしていました。でも最近はそんなパワーを出せる程若くないこともあり、作戦を立てて挑むようになりました。笑

といっても特別なことをしているわけではなく、自分と意見が同じなのか、違うとしたらどのように違うのかを確認し、それに合わせて対応するようにしているだけです。そのためにまず自分の意見を表明し、それに対する反応を見て相手の意見を確認しています。

「地域の子どもの現状、地域の学校の現状を考え、こんなフリースクールが必要だと考えてこんな取り組みを始めました。」と説明しているんですが、今のところほとんどのは「それは素晴らしいですね。自分もそのような場が必要だと思うので、できることがあれば協力します。」と言ってくれています。とってもありがたいです。

ですが、中には違った意見もあります。

賛同の意を表明しつつ、「でも学校みたいにアレコレうるさく言われないから・・・とフリースクールのような場を選ぶ子も出てくるかもしれない」と心配する意見もありました。

「フリースクールの場を充実させることが学校教育の否定にならないように気をつけなければ」と言われた人もいます。

「フリースクールはあくまでも学校へつなげる場であってほしい」と、耳を疑うような発言も。これ、決して言ってはいけない立場の人の発言なので、マズイよなあと思っています。

こうした意見を聞いていると言いたいことがたくさん出てくるんですが、意見の違いを知ることが目的なので、今はこちらから言いすぎることがないように気をつけています。この話で意見の違いを知ることで、この人にはもっと違う説明をしようとか、もっと違うアプローチをしようといった作戦を立てることができるので、かなり有益な情報収集ができています。

多少のめんどくささはありますが、こうやって考え方の違いに合わせて対応するために、まずは相手の意見を聞くことに時間を使う方が、結果的にトータルの時間もかからずに物事を動かしやすいんでしょう。がんばってやっていきますよー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?