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自分の感情に気づくだけで問題の半分は解決しているらしいぞ

いろんな分野の話を聞いて学ばせてもらおうと実施している「この人の話が聞きたい!」シリーズの第3弾を行いました。お話をしてくれたのはメンタルサポート研究所の佐藤さんと植村さん。お二人は心理士さんです。

メンタルヘルスケアはどんな職場においても無視することのできない大きな課題になってきていることは、厚労省の調査を見てもわかります。「仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスを感じている労働者の割合は、令和2(2020)年は54.2%であり、依然として半数を超えている。」とのこと。年によって多少の違いはあっても、いずれも半数を超えているのは無視できない状況です。

半数以上がストレスを感じている!

そんな状況を少しでも変えていこうと、気軽に活用してもらえるセルフケアのツールを開発されたのが今回登場してもらった佐藤さんと植村さんです。今回はそのツール「エモナビ」の紹介から始まりました。

「エモナビ」は声から読み取られる情報を通じて、瞬時にメンタル状態を計測する画期的なサービスです。声の波長、リズム、トーンを分析することで、あなたの内なる感情や心理状態を的確に把握します。

メンタルに影響を与えるのは思考・行動・感情の3つで、その中の感情をセルフチェックすることが目的です。アプリを立ち上げたらスマホに向かって3語くらい話しかけるだけすぐに感情が測定されるだけ。めちゃくちゃ簡単です。今回は参加者もエモナビを使わせてもらい、メンタルヘルス健康度を測定させてもらいました。

参加者もセルフチェック

このセルフチェックによってネガティブな感情に気づくことになるんですが、それは悪いことではないと佐藤さんは言われました。ネガティブな感情に蓄積していくもので、それに気づかずに蓄積し続けていると何かのタイミングで過激な形で出てしまうものだそうです。なのでまずはネガティブな感情を持っていることに気づくことが大事だと話されました。

植村さんは、自分の感情に気づいた時点で問題の半分は解決していると言われてますよとも教えてくれました。確かにそういうことがありますよね。まず感情に気づく、そのためのセルフチェックにエモナビを活用する。納得です。

またエモナビの説明以外にも、参加者が保育園で職員のメンタルヘルスケアで悩んでいることについても質問し、それにも答えてもらいました。

悩んでいる人と話をするときにどう対応すればいいかという質問に対しては、調律の考え方をオススメしますとのことでした。調律とは相手に合わせること。相手の声の大きさ、話すスピード、表情などをよく見て、それを合わせることで共感してもらったと感じやすくなるそうです。カウンセリングをしている方は当然知っていることなんでしょうが、私は過去の面談とかを思い出して、調律ができてなかったなーと反省しました。

1時間という短い時間でしたが、いろんな気づきが得られたいい時間になりました。

ちなみに「エモナビ」の発表会が2月7日に行われるようです。関心のある方はぜひ参加してみてください。

日時:2024年2月7日(水)12時10分~12時45分
形式:オンライン
参加費用:無料
参考資料:https://emonavi.net/
登壇:倉成央 (株)メンタルサポート研究所 代表取締役 心理学博士
   佐藤健  合同会社ココベル 代表
   植村マミ 合同会社ココベル COO
申込先:https://cocovel.peatix.com/?fbclid=IwAR1kHUuY7m9VBViXQCkPJuSbzZ4cXUtgeeF8-wWVJLyXYzkB7LuIjw17c-I


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