見出し画像

江津市のバス事情

江津市の交通事情については以前から関心がありました。車以外の交通手段は減っていて、しかも高齢者が増えている現状を考えると、かなり大きな課題があるはずです。自分自身は車での移動しかしていないので、他の交通手段がどうなっているのかをほとんど知りません。なのでまず平日に江津市の東部地区のバスに乗って、自分なりにバス事情とその周辺のことを把握しておくことにしました。

まず江津市東部地区のバスはこの程度しか走っていません。

江津方面は1日6本

市内中心地へは6本のみ。なのに13時台に2本出ているのは気になるところです。その時間だけ特別な需要があるんでしょうか。

この日は道の駅サンピコから石見交通のパスに乗り、江津市中央部のシビックゾーンまで行くことにしました。10:40にやって来たバスに乗っていたのは2人で、1人はサンピコで下車。途中、江東地区で1人乗車、渡津地区で6人乗車。私を含めて9人乗っていたときがあり、いつも2、3人しか乗っていないイメージしかなかったので結構利用者がいたことに驚きました。

江川橋からの景色。この日の空はグレーでした。

その後、江津駅で5人下車、江津市役所で3人下車して、私だけがシビックセンターゾーンへ向かい、11:01に下車しました。

下車したシビックセンターゾーンには市役所、警察、病院などが集まっていて、その周辺にはいろんなお店も集まっています。とりあえずここまで出てきたら一通りの用事は済ませることができる場所です。

シビックセンターゾーン
木の向こうは市役所。もっと考えて写真を撮るべきでした…

ここから歩いて江津駅へ移動し、帰りは11:21江津駅発のバスに乗車しました。先に乗っていたのは1人、江津駅からは私を含めて5名乗車。渡津地区で4人下車し、私は最初に乗車した道の駅サンピコで下車しました。

平日のバスの利用状況が知りたかったのと、バスを利用することで用事を済ませることができるかを知りたかったことから、今回久々に地元でバスを利用してみたわけですが、想像していたより利用者がいたこと、あらかじめ計画できる用事であればバスでも十分だということがわかりました。

本数は少ないけどそれに合わせてスケジュールを立てればなんとかなりそうなんですが、バス停から自宅までの交通手段が今度は問題になります。ラストワンマイルの問題です。自転車に乗れる人ならまあ大丈夫でしょう。徒歩となると、ある程度のエリアからは可能でしょうが、少し奥の方に住んでいる人はバス停まで徒歩20分くらいかかるかもしれません。往復40分となると高齢者にはちょっとキツいかも。タクシーは高額なので利用は難しいとなると、ライドシェアが解禁されて乗り合いサービスなんかが出てくることに期待するのみかもしれません。

今回バスを利用していたのは女性が65%と少し多めです。1回の調査だけなのでこれで女性の方がバスの利用が多いと言ってしまうのは乱暴ですが、高齢女性は免許を持っていない人が多いのか、返納した人が多いのか、バスという共同の乗り物を好む(もしくは苦にしない)のか、いろんな理由が考えられそうです。

今回はバスでしたが、JRも絡めてみたり、タクシーも使ってみたりして、買い物や病院受診の際の交通事情については課題を掴んでおきたいと思っています。ライドシェアの話題を目にする機会が増え、国の議論も進んでいることが伺えます。解禁になった際は少しでもいい形で地域に活用していけるような準備は進めていきたいので、このあたりについての情報収集も行っています。

ちなみに今回の利用情報は以下のとおり。
行き:10:40道の駅サンピコ→、シビックゾーン 490円
帰り:11:21江津駅→11:39道の駅サンピコ 440円
タクシーよりは安いですが、それでも少し高めですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?