<妊活記録2>初めての体外受精(移植周期)




前回から半年以上経ってしまってました…。
この記事は振り返り記事となります。
現在は妊娠中で2023年8月に出産予定です。

凍結確認

2022/10/3に採卵を行い、その1週間後10/10(D26)に凍結確認の予定となっていたので来院しました。
診察を待っている間はずっと落ち着かなかったです。
ネットで”採卵 凍結 割合”と調べては、「大丈夫、何とかなる」と思ったり「今回の凍結がダメだったらまた(あの痛い)採卵かぁ…」と思ったり。

いざ診察に呼ばれて、入室すると机の上に紙が置いてあり、そこにはオプションで付けていたタイムラプス撮影の写真が印刷されていました。
その紙を見ながら先生から説明を受けることになりました。

結果としては、9個の胚盤胞を凍結することができました。(全て顕微授精です)
〈内訳は、5日目胚盤胞7個(5AA:5個、4BA:2個)、6日目胚盤胞2個(6BB:1個、4BC:1個)でした〉

凍結結果


渡された資料には受精した15個の卵たちが写っていて、凍結できなかった6個の受精卵ももちろん一緒に写っていました。
発育停止している子もいれば、CCグレードで病院の基準として凍結できなかった子もいて、悲しいという…何だか切ない気持ちになりました。

採卵数20個→受精15個→胚盤胞凍結9個となったので、胚盤胞到達率は45%でした。
家に帰ってから夫に報告すると、ほっとした顔をしていて「ありがとう」と言ってくれたのがとても印象に残っています。
おそらく男性不妊が原因での不妊治療だったので、プレッシャーを感じていたんだと思います。(自然妊娠はできない、不妊治療の選択肢も顕微授精一択だと最初の段階ではっきりと言われていました)
また一つ階段を上った、という感覚でした。

今回、採卵をPPOS法で行ったため次の周期で移植することとなりました。
生理がきたら、1日目からエストラーナテープを1日おきに貼り移植できるよう子宮内膜を育てていくこととなりました。

移植周期

11/9にD1となり、その日からエストラーナテープを開始、1日おきに貼り替え(+貼る枚数増えていく)のをしつつ、D14に診察予約を入れました。
皮膚が弱い方はエストラーナテープでかぶれるとの口コミを見て戦々恐々としていたのですが、有難いことに皮膚が強かったらしく特にトラブルもなく、淡々とテープを貼り替えていく日々が続きました。

D14の診察では、超音波検査を行い内膜測定の結果で移植日を決めるとのことだったので、無事に内膜が育っていることを祈りつつ通院しました。
結果、内膜が8.8mmあり、一安心。
移植日がD21の11/29に決定しました。

D16からエストラーナテープに加えて黄体ホルモン補充としてルトラールの服用も始まりました。

移植日

移植日の11/29。通っていた病院では移植は午後からと決まっていたので、午前中仕事をして午後有給を取って病院に向かいました。
採卵した時と同じように、病院到着後待機する部屋に通されて、手術着に着替えて待っていました。
移植するときに膀胱に尿が溜まっていると超音波が見やすいとのことでギリギリまでトイレを我慢してくださいと言われていたので、水分を摂りながら待っていました。(この調整がめちゃくちゃ難しかった…!)
移植の順番は2番目だったので、前の方が呼ばれてるのが聞こえてもうすぐだなぁと思っていると、胚培養士さんから呼び出しが。
今日移植する受精卵についての説明を受けました。
最初に解凍した受精卵(移植優先度の高い成長スピードもグレードも一番良い子)は、解凍が上手くいかなかったため移植できないとのこと。
そのため、優先度2番目の子を追加解凍し、そちらを今回は移植しますとのことでした。
まさか解凍が上手くいかず、受精卵が1つダメになるとは思わずショックを受けました…。

移植手術自体は、本当にあっという間でした。(多分10分もかかってないと思います)
子宮内膜は8.5mmで、受精卵が移植される様子もエコーでしっかりと確認することができました。
移植された実感が分かなかったので感動というよりは、無事に移植出来てほっとしたという気持ちのほうが大きかったです。
30分程度安静にとのことで、元の待機していた部屋に戻りゆっくりしました。
採卵後とは全然違って、痛みもないうえに思ったより短時間で手術が終わったので、移植した実感が沸かずなんだか不思議な気持ちでした。

移植後は、エストラーナテープは継続して、移植から13日後のD32(12/12)に妊娠判定のため再度通院することになりました。

判定日

移植の翌日に下腹部痛があり、あれ?と思いましたがそれ以外は何も症状がなく、判定日まで”妊娠初期症状”を調べては当てはまってないなぁと落ち込む日々でした。(ずっとそわそわしてて、メンタル的にあまりよくないなぁという感じでした)
フライングで妊娠検査薬を試してみようかとも思いましたが、結局判定日まで何もせず判定日当日を迎えました。

通院していた病院は妊娠判定のために採血をしてHCG値で判定することとなっていました。採血をするとその結果が出るのに毎回約1時間かかるのですが、今回は信じられないぐらい時間が経つのが遅かったです。
1時間後診察に呼ばれて、HCG値を教えてもらいました。
判定日(5週4日)HCG:4044 で妊娠判定をいただきました。

本来であれば約2週間後に再度診察をして経過観察するのですが、年末年始になってしまうので年始明けの1/10に診察することとなりました。(これで問題なければクリニックは卒業の予定)
次回診察まではエストラーナテープを継続することとなり、これまた大量のエストラーナテープを処方してもらって帰宅しました。

次回診察まで約1か月間が空くことはすごく不安でしたが、こればっかりは仕方がないなぁと思いながら過ごしていました。
仕事納めをしたタイミングを見計らったのか年末頃からつわりが始まり、ごはんとトイレ以外は布団から起き上がれないような生活となりました。(吐きつわりとひどい頭痛でした)
特に頭痛のほうが深刻で、起きてられないけど寝ててもしんどい。唯一眠っているときにだけ痛みから解放される、といった感じでした。
ただ、年が明けて仕事が始まると、仕事をしている時間だけは体調が回復するというか、アドレナリン出ていて動ける感じ?で仕事は行けました。(年明けから1か月間は繁忙期なので仕事に穴をあけることがなかったのはほっとしていました)
その後、1/10の診察でも問題なく成長していることが確認でき、無事に不妊治療クリニックは卒業することになりました。

今現在、妊娠9か月を迎えており8月に出産予定です。
先週には早めの産休に入りました。

感じたこと

採卵1回、移植1回で妊娠に至ったこと(またそれ以降の妊娠の経過の問題がなかったこと)は、とても幸運なことだと思っています。
結婚してから割とすぐに、夫婦でブライダルチェックを受けると決めたことも重要な決断だったのではないかと感じています。

ただ、妊娠してからも”○○の壁”と言われるようなハードルはいくつもあり、不妊治療を行っているときから感じていた1つ1つ階段を上る感覚は今でも変わらずです。ずっと心のどこかで不安を感じています。
こればっかりは、心配性な性格の影響が大きいのかもしれません。

ここまでスムーズにこれたことは、不妊治療を受けるにあたり私の意志を尊重し全面的にサポートしてくれた夫の存在がとても大きかったです。(通院したよと報告するたびに「ありがとう」と言ってくれて、すごく嬉しかったです)
無事にお子が生まれてくることを祈って日々を過ごそうと思います。


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