重たいまな板を手放してみたら見えてきたこと。
年を重ねるにつれて、着るもの・履くもの・持つもの・背負うものは「軽いがいちばん!!」という気持ちが自分の中に芽生えた。
食器類もそう。
重たいお皿や器は洗い物をする時にストレスを感じるようになった。
ニトリなどに行くと「軽量!!」と書かれた食器がいくつも売られており、思わず「どれどれ」と手にとって重さを確認してしまう。
確かに軽い。
調理器具にも軽さを求めるようになった。
まずはフライパン。
鍋に比べると、揺すったり振ったりと動かすことが多いフライパン。
一度軽いものを使い始めると、重いフライパンには戻れなくなった。
調理するときはもちろんのこと、何より洗う時に軽いのが嬉しい。
洗い物が全く億劫にならないおかげで、料理自体のハードルも下がったように思う。
そしてタイトルにもしたまな板。
結婚した当初に買ったまな板は実家の母が使っているのと似た、白いずっしりとしたまな板だった。
安定感があるし、悪くなるものでもないから特に買い替えたいとも思わず長年使い続けてきた。
けれど、昨年夫が単身赴任したことで、料理にそれほどプレッシャーを感じなくなり、作る量も減ったので大きいまな板の出番が自然と減っていった白いまな板。
その代わり、出番が増えたのは白いまな板と併用して使っていたダイソーの小さな黒いまな板だ。
これが意外と使い勝手が良くて、今はこれしか使っていない。
正方形の小さなその子はとても薄くて軽い。
端が少し湾曲していることで切ったものが飛び出していかないし、なんと水切りができる穴まであいている!!
さらに、角に丸い穴があるのでS字フックに吊り下げておくことができる。
素材はプラスチック製なので、キッチンハイターで簡単に消毒ができるところが嬉しい。
以前はまな板シートなどを使って肉類を切り、シートだけをつけおき消毒していたのですが、今はまな板シートは不要。
フライパンと同様、扱いがとても楽なことでこちらも料理のハードルが格段に下がったのを実感している。
重たいものを使っていると、何かに着手する気持ちも重くなるように思う。
今の我が家は、料理をするのが私だけではない。
子どもたちと家事シェアするには、子どもたちが扱いやすい調理器具であることも重要なのだ。
おかげで誰でも気軽にキッチンに立ち、自分の食べたいものを自分で調理することが可能になった。
誇らしげに「今日はお昼ごはんにチャーハンを作ったよ!」と報告してくれたり、「ちゃちゃっとこんなの作ってみたよ」なんて上級者のようなセリフとともに美味しいおかずを出してくれるたびに、思わず感動して泣きそうになる。
誰にとっても毎日の食事の用意は面倒に感じることではあるけれど、
少しでも気軽に取りかかれる仕組みづくりをするためには、まずは調理器具から見直してみるのもアリかもしれない。
生きていく以上、家事は永遠に続くもの。
暮らしのすべてを持続可能なものにすることが、当面の私の目標だ。
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